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37話 ページ37



貴『…私にも分かりません』


ロンガ「はぁ?」

まぁ、そういう反応だよね

驚く半分呆れる半分だ

何を言ってるんだこいつ みたいな目で見てくる

そんなこと言ったって…

貴『私が私のこと分からないなんておかしいと思いますよね

私もそう思ってます

けど、この答えしか今は出せません』

今日ここに来て

色んな人に会って




でも、そもそも

私は”ここの人間なのか”


はたまた”ここの生き物なのか”



…まだ、分からないのだから

貴『(ここの世界の物は食べれたけどねー)』

ロンガ「……」


沈黙が続く

ロンガ「…そうか。」

急にうなづき出すロンガさん

ロンガ「…本当に何も分からないようだ」

貴『?』

ロンガ「お前は分かってないと判断したから言うが

今お前の思考を覗いた」

え?

ロンガ「…お前の中は

不安 孤独 楽しみ 恐怖

これらがグルグルと回っているようだった


今、お前が言った”分からない”が正しいのだとも判断した」

淡々と話すロンガさん

え?というか、思考を覗く…??

ロンガ「…そんなことも知らないのか」呆れ

知るわけない

というか、そんなこと簡単にできないし!

ロンガ「まぁ、いい。

お前が脅威対象になることはそう無いみたいだからな」

脅威対象…

ロンガ「これから、よろしく頼む

えっ…と名前は?」

貴『Aです。

こちらこそよろしくお願いします』ペコリ

ロンガ「あぁ、ニコ」

綺麗な笑顔をみせるロンガさん



…不覚にもちょっとドキッとした…かも


貴『えっと、ば、晩御飯用意しますね!

お、お粥かな…?』

動揺してしまった

ロンガ「何でも大丈夫だ

ありがとう」

何でもよくはないだろ!

と心の中でツッコミを入れ

キッチンに向かおうとすると

コンコン

ロンガ「?でていいか?」

貴『あ、お願いします』

ロンガ ガチャ ビュッ

ロンガ「?!」

ドアから入ってきたのは物凄く速い白い物体

貴『えっ………わっ』

飛んできたかと思うと私の肩に乗ってきた

ロンガ「おいっ」

ロンガさんがこっちにくる

…?

でも、

貴『?キッチン?

えっ行けばいい?』

よくよく見ると白い鳥だ

しきりに私の服を引っ張ってくる

どうやらキッチンにいって欲しいらしい

貴『大丈夫みたいです。ちょっと行ってきます』

ロンガ「…」






ロンガ「…(本当に不思議なやつだ

”何も感じない”なんて


…警戒が必要なのだろうが)」

なぜだろう







不思議と警戒できない

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なこむペッパー(プロフ) - KAITOさん» ありがとうございます!!(T^T)更新遅くて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします!! (2018年5月6日 12時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
KAITO(プロフ) - いつも応援しております。更新がんばって下さい! (2018年5月2日 18時) (レス) id: 2e93de1953 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!行間ですね…!もう少し開けてみます!ありがとうございます! (2018年4月4日 22時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘感想お願いします! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 0c73f9681f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2017年1月21日 23時

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