家に帰ろうと思ったら拉致されました【オリジナル】

36話 ページ36

と、隣の私の部屋に来ていただいたわけだが

何も私も一人が怖い…だけで彼を呼んだ訳ではない

貴『どうぞ。』

ロンガ「お邪魔する」

すたすたと歩いてくるロンガさん

まじまじと部屋をみられると…こう。

緊張する(笑)

貴『あ、そこのちゃぶ台の前に適当に座ってください』

ロンガ「あぁ、」

私はそそくさとキッチンの方に行き

今朝見つけた茶葉とお湯を沸かし

紙コップにお茶注ぎ

さっき買ったトレーに2つとポットを乗せ

ぎこちなそうに座っているロンガさんの元に戻った

貴ｺﾄｯ 『お茶です。

ここにあったものなので

お口に合うかわかりませんが、どうぞ。』

ロンガ「あぁ、すまない」

ｽｽﾞｯと啜るような音か聞こえる

紙コップじゃ飲みにくそう(笑)





さて、

貴『こちらの部屋で寝てくださいなんて急に言ってしまって申し訳ありません』

そう、私の目的は

ロンガ「……いや、こちらとしては

好都合だよ」

ふふ、と笑が零れているロンガさん

貴『…

ロンガさんは私に


”何を聞きたいのですか”』

ロンガ「……」

そう。私のもう一つの目的

貴『(こちら側をあんなに熱心に見るんだもん)』

チラチラとではあるが、ロンガさんはしきりに私の方を見ていたのだ

…気のせいだったら凄く恥ずかしいが



ロンガ「…やはり、気づいていたのか」

貴『(まあ、あれだけ見られたらねぇ…)』ｼﾌﾞｼﾌﾞ

ロンガ「ならば、単刀直入に言う









・









”お前は何者なんだ”」









また、その言葉か

貴『ふふ、』

ロンガ「…？」

貴『私が何者か…ですか』







私はどう答えたら正解なんだろう




悩む…ふりをしていた

貴『(わかるわけが無い)』







私の




答えは

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