家に帰ろうと思ったら拉致されました【オリジナル】

32話 ページ32

ミア「さて、お昼ご飯も終えた所で

…少年が寝てるから今後のことを先に話しましょうか」

ｺﾞｸﾘ

下手したら私の命に関わるかもしれない

…私はいったい何者なのだろうか

ううん。そんなこと気にしてる場合じゃない

きちんと聞いてきちんと帰ろう

ミア「まぁ、そんな大したことじゃないんだけど

ダルが言ったかもしれないけど

あなたにはいくつかの実験をしてもらう」

ｺﾞｸﾘ

ミア「大きく三つ

一つ目 運動能力

これは戦闘訓練に参加してもらおうかな

二つ目 知的能力

これはいくつかのノートパソコンのID解読をしてもらう

そして、三つ目 これは総合的なこと

実際に仕事に行ってもらったり

私たちと戦ってもらおうと思ってる」

それが終わり次第の判断で今後を決めようとは思ってるよ

淡々と話すミアさん

貴『…(実験)』

多分ここの人間なのか、本当に四皇なのかを試すのだろう。

…正直自信はないが

しかし、私が私のことを分からないのだから

この人たちに従う以外私の選択はない

貴『…(結果次第で私は死ぬのか)』

自然と背中に冷たい汗が落ちる

これは偶然なのか

…それとも必然か

ミア「…まぁ、ここの人かどうかはあんまり心配してないんだけどね」

貴『？どうしてですか？』

ミア「だって…

((今、ここの物を食べれたんだもの))」ﾌﾌｯ

貴『？え…？』

にこやかに笑うミアさん

ここの物…というのはさっき食べたパンケーキの話だろうか

え？というかここの人間…？！？！

貴『ど、どうゆう事ですか！！』

ミア「どうゆう事…か。

そもそも、向こうの人ってここの物の匂いだけでもダメだった気がするんだけど

なんか、全然大丈夫だったみたいだね(笑)」

？？


笑ってこっちをみるミアさん

いやいや

全然！！笑い事じゃ！！ないんですけど！！！！






どうしてわざわざ歩いてデパートまで行ったのか

貴『…(そういえば周りにお店が一杯あったな)』








…そういう事だったのか

バスで行けるデパートにわざわざ歩いて行ったのは

貴『…もう、始まってたんですか

………実験ってやつ』

ミア「ﾆｯｺﾘ」 怜「あ、あはは…」




・






・









・









やっぱりここの人は信用出来ない(怒)

33話→←31話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す