30話 ページ30
帰り道、ミアさんは黒服の人のことを話してくれた
ミア「あの子は私の使い魔。普段は私の影で休んでるのよ」
でてきて、とミアさんが言うと現れた黒服の人
黒服「はい。ミア様」
と、手を出し軽くお辞儀をする
ミア「この子はセバちゃん。
どこか忘れたけどもう何十年も前に使い魔になったわ。
この子たちはね。召使いの種族なのよ」
お世話でも何でもしてくれるのと笑って話すミアさん
そんな種族がいるなんて聞いたことを無いけど
この世界なら有り得るのかなとなんだか納得してしまった
貴『誰でも使い魔に出来るんですか?』
ミア「んー。そういう訳では無いけどだいたいはいる…かしら?
使い魔を扱うほどの魔法や身体能力 知能 どれか一つでもあれば使い魔はつけられるわ
でも、使い魔は自分よりも能力が低くないと扱えないから
きちんとした使い魔にしたいならそれ相応の努力と
能力を身につけないといけないわ」
怜「主人が死ぬと使い魔を死んでしまうから、安易に契約…っていうのもやらないかなぁ。」
貴『怜奈はいるの?』
怜「ううん。それ相応の能力はまだ無いからね」エヘヘ
と頭を搔く
貴『…(今思ったけどセバちゃんさんよりミアさんって強いんだよね…)』
ちょっとした恐怖をミアさんに感じたが
気のせいだと言うことにしておこう←
ミア「それにしてもよく眠ってるわねこの少年」
貴『そ、そうですね。
(半分死にかけてる気がするけど)』
私を助けてくれた少年はというとセバちゃんさんに俵のように抱き抱えられていて
なんとも息苦しそうな体勢である
セバ「…」
その抱き抱えているセバちゃんさんは無表情でただただミアさんの後をついて歩いている
貴『(こう見ると現代でいう執事ぽいな)』
今の現代に果たして召使い制度があるのかは知らないが
外国…とかならありそうだな、と思った
貴『…あれ?』
今気づいたがミアさんが持っていた大量の服が無い
(ほとんど私のものではある)
貴『あのー。服って…?』
ミア「あ、あぁ。セバちゃんがもうあなたの部屋に置いておいたみたいよ
入口すぐの廊下にあるらしいから、また帰ったら見てね。
食料とかキッチン用品も揃えておいたから」ニコッ
なんともまぁ、仕事が早い
どうしてお店はあるのに買わないのかとは思っていたけど
もう全て買ってあったのか
貴『すみません…。ありがとうございます』
ミア「ん?いいのいいの!気にしないで
さ、もう着くわよ。」ニコ
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なこむペッパー(プロフ) - KAITOさん» ありがとうございます!!(T^T)更新遅くて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします!! (2018年5月6日 12時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
KAITO(プロフ) - いつも応援しております。更新がんばって下さい! (2018年5月2日 18時) (レス) id: 2e93de1953 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!行間ですね…!もう少し開けてみます!ありがとうございます! (2018年4月4日 22時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘感想お願いします! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 0c73f9681f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2017年1月21日 23時