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第参話 ページ4

「神崎アオイさん。私は何故ここにいるのですか?」

案内をしてもらいながらふとそれを告げる。
私がどうしてここに連れてこられたのかが不明だった。
彼女は少し笑い
「霞柱の時透無一郎様がお連れになったんです。
話を聞くと鬼に襲われていた。と」
「そうですか。あと1つ、私の刀はどこですか。」
霞柱…確か数ヶ月前に鬼殺隊に入って柱になった。だっけ
聞いたことがある。

「刀を渡したら無花果さんをはここを去るでしょう。それを防ぐ為にも言いませ…」
鬼にやるように懐に入り爪を首筋に立てる。
手応えが…ない…?まぁ良いか
「なら去らないので返してください。」
「っ?!分かりました
付いてきてください。それと首から手を離して…」
「それは駄目。」

首に爪を立てたまま連れていかせる。
そして、ある部屋の前で神崎アオイは止まる
「ここにあります。なので早く首から手を…お願いしますっ」

手を離す。爪に少し血が付いている。
神崎アオイの首を見ると滲んでいる。
私は気配を消して近付きその傷を舐める。

「っなにをするんですか!」
私は唇を舐めて、血を落とし部屋に何も無かったように入る。
机の上に元の服と刀が置かれている。
背後から『あれ…?』と聞こえてくるがそれを無視しその場で着替え始める。
近くにあった包帯も拝借しよう。

「ちょっと待ってくださいっ!服はこちらを着てください!それはもう使えませんよ
あと少しは恥じらって下さい?!」
包帯をさらし替わりにし、胸にまく。
そして、何故か赤面されながら渡された服は…鬼殺隊がよく着ている隊服。

綺麗に畳んで机の上に置き元の服を手に取る。
「っだからそれはボロボロで!せめてこちらをっ!」
渡されたのは先程まで着ていた物の未使用品のようだ。
まぁしょうがない…か…
腕を通し、細部を整える。刀を胸元に入れ神崎アオイに
「では元の部屋に戻りましょう。」
と伝えた。

部屋に帰るときは殆ど神崎アオイは無言だったがふと、思いついたように話しかけてくる。
「あのっ、無花果さん
髪。切りませんか?それじゃあ不潔に見えますし…女の子なんですからっ」
髪…切る…確かに最近頭が少し重い。
「えぇ、お願いできますか」
「!では部屋に戻ったらすぐにでも準備をしますね」
嬉しそう…?不思議
その時違和感に気付いた。
神崎アオイからは血の匂い…感覚がないのだ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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とある堕天使(プロフ) - 花猫さん» さんくす (2020年8月18日 2時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
花猫(プロフ) - いいね! (2020年8月17日 22時) (レス) id: cf66358d19 (このIDを非表示/違反報告)
とある堕天使(プロフ) - ほねさん» さんくす (2020年8月17日 20時) (レス) id: a3cbec4d52 (このIDを非表示/違反報告)
ほね - すげぃです (2020年8月17日 19時) (レス) id: 0dbf8d94d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とある堕天使 | 作成日時:2020年8月17日 18時

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