そろそろ お話し しませんか ？ -TH-

＊20＊ TH ページ21

JM「なーんだ、ちゃんと話せるんじゃん」



TH「うん、俺も思った、興奮した」



JM「今すぐAちゃんに謝って」



TH「うっ、ウソダヨジミナァア！！！！」



JM「心を込めて言え」







だって、すっごい、めっっちゃ興奮したもん


証拠にほら、これ、俺のこの心拍数ね！！






JM「今のが初めての会話でしょ？」


TH「…言われてみれば確かに、」







ジミナは「レベルたっかーー！」なんて楽しそうに笑ってる



記念すべき初会話がグラコロ、今カノ元カノってなに？？


困惑するんだけど？？？







TH「Aって話しやすいんだね」




JM「うん、優しいし、男子の中でもかなり人気あるよ」




TH「えっ？？？？」




JM「えっ？」









ええぇぇ、いやでもそうだよね、


だってあんなに可愛いんだもん、優しいし、


雰囲気だってなんか柔らかくて、





…う、



Aに彼氏なんてできたら、


俺とカトクしてくれなくなっちゃうのかなぁ、


生きる価値が見出せないよ(末期)




胸が痛い







TH「っていうかそもそも、何かやだ〜〜」






なんか突然テンションがだだ下がりで、


机にうつ伏せになって項垂れる







JM「なにがー？」




TH「Aに彼氏できるの、」








なにも返事が返ってこなくて、



なんか返せよ〜〜って思いで、ジミナの方にチラッと視線を向ければ







TH「…なにニヤニヤしてるんだよー！」




JM「んー？ふふ、ないしょ」




TH「なんだよー！！！」




JM「いや？意外に時間かからなさそうだなーって」




TH「？？？」




JM「ま、焦らなくていいよ



ゆっくり、ね」




TH「ヤージミナ！なに言ってんだよー！！」







ジミナの方が4次元なのでは？


なんて思いつつ、





Aに彼氏…と考えると


やっぱり、すっごいモヤモヤする









A、まだまだ俺と仲良しでいようよ









TH「…なかよし？」









どうにも そのフレーズが、




胸につっかえる

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