34.毒入り蜂蜜酒�� ページ34
ｺﾝｺﾝｯ
「ウェンビーはどうした？」
扉の小窓を開けて、様子のおかしいロンを見て
ハリーに問い掛けるスラグホーン
「惚れ薬を盛られたんです…」
「なるほど」
入りなさい、と部屋の中へと案内される2人
そこには課題を提出しに来ていたクロウがいて
側にはいつもの様にフィデスもいる
ｶﾁｬｶﾁｬ
「でも、君なら治療薬を苦もなく作れるんじゃないのかね？」
そう言いながらスラグホーンは治療薬を作り始める
「いえ、これは僕の手には負えないと…」
「…その様だな」
クロウに向かってデートしない？、と
懇願しているロンの様子を見て苦笑するスラグホーン
『ウィーズリー、こっちに座って』
一方クロウは表情ひとつ変えずロンをソファーに誘導する
ｽﾄﾝｯ
「さぁ、飲み干したまえ」
「これ何？」
「神経強壮剤だよ」
治療薬を渡され、笑みを浮かべながらそれを飲むロン
『相当強力な惚れ薬だったみたいね…』
ロンの表情がどんどん恐怖の表情に変わっていくのを見て
クロウは苦笑を浮かべていた
「あー、気つけに何か飲んだ方がいいな」
打ちのめされたかの様になっているロンを見て
スラグホーンは部屋の奥に何かを取りに行く
「ロンは今日、誕生日なのに」
とんだ災難だよ、とハリーはロンに声をかける
「オーク樽熟成の蜂蜜酒…
これはクリスマスに送るつもりだったが、まぁこの際だ」
Mr.ウィーズリーの誕生祝いとしよう、と
嬉しそうに4人分の蜂蜜酒を注ぎそれぞれに手渡すスラグホーン
ﾌﾜｯ
『…？ちょっと待って』
クロウがグラスを渡されて何かの異変に気付き
ロンが既に飲もうとしていたグラスを取り上げる
「何するんだよ！」
『先生とハリーも飲まない方がいいですよ』
急に取り上げられ、怒るロンを他所に
クロウは2人にも声をかける
『きっと、毒が入ってます』
自分が持っていたグラスの蜂蜜酒の匂いを嗅ぎ
そう告げるクロウの真剣な表情を見て
冗談では無い、と確信を得て2人もグラスを置く
クロウはクロノスがダンブルドアと
飲んだ事がある、と話していたのを覚えており
聞いていた様なリコリスとチェリーの香りがしなかったから
『どなたに贈る予定だったんですか？』
「…ダンブルドアだ」
動揺を隠せない3人に対し、クロウは冷静に問い掛ける
だが、スラグホーンの答えに眉がピクリと動く
『校長とマグゴナガル先生、スネイプ先生を呼んで来て』
瞬時にフィデスに指示を出すクロウ
その表情は何処か思い詰めた様な表情だった―
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ひみつ - この作品ずっと大好きで何周もしてます！更新ずっと待ちます (2月6日 0時) (
レス) @page41 id: b76ada1bfd (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2023年4月13日 13時) (レス) @page41 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
macaron - いつ見ても面白いです！！！更新は遅くてもいいので頑張ってください (2023年3月11日 0時) (レス) @page41 id: bd43d76e72 (このIDを非表示/違反報告)
かとうのすけ。(プロフ) - めっちゃこの作品📕大好きです♥️✨これからも応援します✴✋️ (2023年1月21日 22時) (レス) @page41 id: b6fe45c711 (このIDを非表示/違反報告)
ひなんぐ(プロフ) - このシリーズ大好きです！応援しています🥰 (2022年11月11日 10時) (レス) id: 992b5ebd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：戯言。 | 作成日時：2022年2月8日 13時
