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『ご存知だったんですか』
学園長｢本来個人宛に届いたものはその人の自室へ届けるよう、小松田くんに頼んどるんじゃが……｣
『ああ……』
学園長宛と混ざってこの庵まで来てしまうと。小松田さんならやりかねないな。
学園長｢彼奴も毎年懲りずに送ってくるとは……どうせ中身は帰省の催促とかじゃろ？｣
『ご名答です。よく分かりましたね』
学園長｢彼奴はお主が生まれた頃から親バカじゃからの。見んでも分かるわい｣
『へえ……』
父と学園長が知り合いって言うのは知っていたけど、話を聞く限り結構親しい仲らしい。この学園長親しい父って……
『学園長先生。先生は父が何者かご存知ですよね』
学園長｢ん？｣
そう問うと、学園長は一瞬考えてこう言った。
学園長｢秘密じゃ｣
答えは自分で見つけろ、とでも言いたいのだろうか。とはいえ父に聞いても教えて貰えず、後をつけるにも恐らく振り切られてしまう。……まだまだ先は長そうだ。
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学園長｢さてA。呼んでしまって悪かったのう。せっかくの休日じゃ、戻ってゆっくりしなさい｣
『はい、ありがとうございます』
残っていたお茶を飲み干し、立ち上がって戸まで歩く。足が痺れていなくて良かった。そういえばヘムヘムはどこへ行ったんだろう。ひとなでくらいしたかったな。……あ、ひとつ言い忘れていた。
『学園長先生』
学園長｢ん？｣
『私、委員会に参加して良かったと思ってます』
学園長｢……そうか｣
『はい。失礼します』
今日は梅雨には珍しい雲ひとつない快晴。これから何をしようか。
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蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
