あの日選んだ選択肢 ページ40
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｢Aちゃんってどうして火薬委員会にはいったの？｣
『なんですか尾浜先輩、唐突ですね』
火薬委員会委員長代理である兵助先輩に用があって部屋を訪ねたものの居たのは尾浜先輩のみ。しかしすぐ帰ってくるとのことでお話しつつ待たせてもらっていた。
｢気になったんだよ。他の組は知らないけど俺は投票で学級委員長に決まったからさ、｣
『へえ、そうだったんですか』
投票で決められた学級委員長なんてよほど生徒たちに信頼されているんだろうな。……あぁでも尾浜先輩の事だから面白がって投票された線もありそうだなぁ。
『私は、というか私たちの代は立候補制でした。みんな入りたい委員会を選んだんだと思いますよ』
｢思いますよ、って……Aちゃんは違うの？｣
『ああ、私は……』
⋮
｢ねえねえ、みんなはどこの委員会に入るか決めた！？俺作法委員会！｣
｢俺は体育委員会かな。運動得意だし｣
｢ぼくは生物委員会にした｣
｢ぼくは会計委員会にする！｣
｢俺は用具委員会かな｣
｢僕は保健委員会にしようと思ってるよ｣
｢Aは？｣
『まだ決めてない。ろ組とは組は明日決定？』
｢うん！い組は？｣
｢今日から。Aを含めた何人かが迷ってるけど｣
｢何残ってんだ？｣
『確か……図書委員会、火薬委員会、学級委員長委員会』
｢その中なら学級委員長委員会が合いそうじゃない？Aしっかりしてるし！｣
｢確かに｣
『いや、私はそういうのできないよ』
｢そっか。じゃあ図書か火薬か｣
『正直どっちでもいいんだよね。どこに行っても勉強になると思うし』
｢強いて言って？｣
『どっちでも』
｢じゃあ人数少ない方｣
『人数少ない方は──』
⋮
『ってな感じで』
｢まさかの消去法！？｣
｢それ本当なのか！？｣
『うおっ』
突如天井裏から兵助先輩が降ってきた。自分の部屋なんだから普通に入ってくればいいのに。
｢兵助、中々入ってこないと思ったら何やってんだ｣
｢いやあ、興味深い話が聞こえたから遮るのに気が引けて｣
『お邪魔してます先輩。用は済んだんですか？』
｢ああ。ところで本当なのか、消去法って｣
『ええ、本当です』
そういえば先輩は見るからに残念そうな顔をした。
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
