7 不思議な2日目 ページ35
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留｢察しが良くて助かる。菓子は八つ時にでも持っていくよ｣
『ありがとうございます』
またあの美味しいお菓子食べられるんだ。へへ、今度こそ三年生のみんなと分けて食べよう……
留｢ところで｣
『なんでしょう』
留｢俺の目が悪くなければ後ろに一年生が五人居るようだが？｣
『あっ、そうだった』
お菓子のことを考えててすっかり頭から抜けていた。後ろを振り返ると何故か五年生は青い顔をしている。
『？ えっと、この人達は食満先輩たちも見覚えがあると思うんですけ、ど…………』
視線を入り口の方に戻した時、青い顔の理由がわかった。
伊作｢く、久々知と尾浜……？｣
留｢竹谷、不破、鉢屋……？｣
2人が如何にも幻を見ているかのような顔をしていた。昨日、私が六年生と出くわした時と同じ顔を……
『……あっ！そろそろ授業なのでお先に失礼しますね！』
兵助｢あっ、ちょっA！｣
『お、お昼になったらお部屋に伺いますね！で、では〜！』
勘｢Aちゃ〜ん！！！｣
嫌な予感がした私は五年生に悪いと思いながらも自分のみ可愛さに、その悲痛な叫びを背に教室へ向かうのだった……。
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鉢屋｢……先輩、六年生は授業ないんですか？｣
留｢3限目まで休みだ｣
勘｢クッ……六年生は実践が多いせいで授業が不規則なのがこんな形で裏目に出るなんて……！｣
伊作｢今度は君たちかぁ、大変だなぁ｣
雷蔵｢善法寺先輩、表情と台詞が一致してませんよ｣
留｢よし、俺は優しいから文次郎たちを呼んできてやろう｣
八｢え、ちょっまっ……行っちゃった…………｣
兵助｢……そりゃ授業は大切だけど俺たちを見捨てないでくれよ……A……｣
⋮
授業を受けている間に五年生がどんな目にあっていたのか、それを知ったのは八つ時のことだった。
『朝にあった時よりだいぶやつれましたね』
兵助｢そりゃあな…………｣
お昼
授業も終わりお部屋へ迎えに行った時には朝の食満先輩ほどでは無いものの、ボロボロになった五年生が文字通り山積みになって倒れていた。
──せ、せんぱーーーーーい！！！！！
空腹だったにも関わらず私もよくあんな大声が出たものだと思う。
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
