22 小さくなっちゃった ページ23
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利吉｢はああ……可愛いなぁ……｣
『…………』
絶賛、兄に可愛がられて？いる最中。無心でいると結構気にならないもんだけど、別に気になるのは……
八｢(目が死んでる)｣
兵助｢(……無心なんじゃないか？)｣
勘｢(無心になるとあんな顔になるんだ)｣
三郎｢(目に焼き付けとくか)｣
雷蔵｢(がんばれAちゃん……！)｣
先輩たちの視線が痛いこと痛いこと。
利吉｢かあいいなぁ〜！｣
『……はあ』
⋮
伊作｢Aちゃん。あれから変わったことはなかった？｣
『善法寺先輩。ええ、特に何も。戻る気配もないです』
伊作｢そっかあ。…………ところでさ｣
『はい？』
伊作｢……なんで利吉さんがいるの？｣
利吉｢やあ｣
ここは食堂。
結局ついさっきまでみんなで他愛もない話で盛り上り、気づけば夕餉の時間。
兄はすぐ帰ると思ったんだ。でも……
利吉｢せっかくだから夕餉食べて帰るよ｣
なんて言い出して。おばちゃんのご飯は美味しいから食べたいのは分かるけどさぁ……
伊作｢あー、はは……ごゆっくり｣
色々と察したらしい善法寺先輩は別のテーブルに座った。
利吉｢それにしてもAが一年生の頃は足がつかなかったんだな｣
私の足元を見て言う。
利吉｢箸も椀も大きく見えるな｣
私の手元を見て言う。
利吉｢食べにくくないか？食べさせてやろうか？｣
私の箸先を見て言う。
『……人のことばっか見てないで黙って食べなさい！！！！！』
思わず叫んでしまった。
その声に兄ははい……と静かにご飯を食べ始めた。
向かい側に座っていた尾浜先輩と鉢屋先輩も声に一瞬浮いていた気がしたけど、多分気のせい。
⋮
利吉｢今日はいい日だったなあ。来てよかった！｣
『ハハハ、それはよかった』
夕餉も食べ終わり、そろそろ帰るという兄を五年生と私で門まで見送りに来た。帰る時になってまで元気なこの人は耐力無尽蔵なのかもしれない。
利吉｢本当は泊まっていきたいところだけど明日仕事があるんだ｣
『そうなんだ。残念だね』
内心ホッとしたのは秘密。
利吉｢本当に残念だ。また会いに来るよ｣
『うん。無理して頻繁に来なくて大丈夫だから』
利吉｢ははは、適度に来るようにするよ｣
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
