21 小さくなっちゃった ページ22
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『ほ、ほら兄上、もう泣いてないで……』
利吉｢グズッ……すまない。……というわけで｣
『え？』
利吉｢A、抱っこさせて？｣
『は？』
何？切り替え早くない？
抱っこ？
なーにが｢というわけで｣なのさ。
『いやいやいや、恥ずかしいから！』
利吉｢そう言わずに、な？当時のお前に全く会えてなかったんだからいいだろう？｣
いいだろう？じゃないわ！何も良くない！
予想していた本来の面倒くささ、やっぱり発動したか！！
勘｢抱っこくらいさせてあげたら？六年生や兵助もしたんだしもう恥ずかしくないでしょ？｣
兵助｢お、おい勘右衛門っ……！｣
三郎｢それは言ってはいけないやつだ……っ｣
勘｢アッ｣
アーッ！尾浜先輩！なんて事を！
利吉｢六年生……？兵助……？彼らは良くてもお兄ちゃんはいけないのか……？｣
『アﾞァ〜！！』
ただでさえ面倒くさい兄を最終形態の面倒くささへ進化させてしまった。
……尾浜先輩許しませんからね！！！
キッ！と睨みつけるとごめんね〜とでも言いたいのか手を合わせていた。
『ほ、ほらぁ、それは許したというかされたというか……ね……？』
利吉｢……まさか、無理やりか？同意の上じゃないと？……よし兵助表へ出ろ。六年生も呼んでくるんだ｣
兵助｢えっ｣
まてまてまて！！！
『無理やり違う！！同意！！決闘駄目、絶対！！！』
もし戦いにでもなったらこの体の私……いや、元の私にも止められない。
ましてや六年生を呼んできてはあの2人……3人がいるんだもの。きっと、いや絶対より激しくなってしまう。
利吉｢ならお兄ちゃんにも……！｣
八｢(……ここは腹を括った方が楽になれるぞ)｣
『(でも……)』
勘｢(実兄なんだし良くない？)｣
『(それが恥ずかしいんですよ！(怒))』
勘｢(あ〜怒らないでぇ(泣))｣
みんな一人っ子だから実兄にこんなことされる気持ちが分からないんだ……
兵助｢(A)｣
『(なんですか)』
兵助｢(ちょっと考えてみて。利吉さんが帰るまでこの押し問答を続けるか、妥協して一瞬で終わらせるか)｣
『…………ハァ。分かったよ、兄上』
そんなの一瞬で終わらせた方が楽だ。兄のことだからしてくれるまで帰らないとか言い出しかねないし。
利吉｢A……！｣
『……早く終わらせてね』
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
