愛する人よ

２２、予想外 ページ25

学校を抜けてまず俺と一花さんは、家に向かった。
『一花さん、準備出来ました?』
一「うん、出来たよ」
『わかりました、それじゃあこれ、付けてください』
そう言って俺は手に持ったものを渡す
一「ヘルメット?どうして?」
『まぁまぁ取り敢えず付けてください』
一「付けたよ、で、どうしたの?」
『よし、そんじゃ、乗ってください』
そう言って、バイクに乗せる
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ
『しっかり、捕まっててくださいね、でないと、振り落とされますよ!』
一「わ、わかった!」
事務所まで、バイクを飛ばして向かって行った

〜事務所前〜
『ふぅ、着いた〜』
一「うん、着いたね」
そう言って、ヘルメットを脱ぐ
三神「あ、来た来た、お〜いA君、中野さ〜ん」
一「すいません、遅くなりました!」
『三神さん、もう少し声抑えてください。』
三神「まぁまぁ、取り敢えず会議室へ急ぎましょうか!」
そう言った後、俺達は小走りで会議室へ向かった
監「来たね、中野さん、柏木君」
一「遅れてしまい申し訳ありません」
『それで、要件とは、一体?』
監「心して聞いてくれ」
辺りに緊張感が漂う
『ｺﾞｸﾘ』
一「…」
監「君達、付き合っている人は居るかい?」
一「『……え』」
一「『え〜〜〜〜〜！!』」
『急にどうしたって言うんですか!』
一「そうです、説明して下さい!」
監「実は、次の映画で、二人に主演をお願いしようと思っていたんだ、それで」
『それで?』
監「二人にキスシーンをして貰おうと思っていて···」
『…は』
一「…へ」
『すいませんもう一度言って頂いて』
監「わかった、二人にキスシーンをやって貰う」
一「『は〜〜〜!！』」

こうして、また、新たな波が来ようとしていた


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久しく上げて無かったですね。

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