１６、祭の思い出 ページ18
〜過去〜
あれは、俺と凛が小学２年で、兄さんが３年だった頃
司「うわぁお祭りだ!」
凛「行こ、司!」
司「うん!」
ｷｬｯｷｬ
『こら、離れるんじゃねぇ!』
俺と凛は、兄さんから離れて行って、バラバラになって、迷ってた。
司「凛、お兄ちゃん、何処?」
そんな時、
『司!』
司「お兄ちゃん!」
『離れるなって言ったろ!』
司「うぅごめんなさい」
『説教は後だ、凛は?』
司「わかんない」
『司、乗れ』
そう言って兄さんは、背中に俺を担いで走った。
『司、見えるか?』
司「うん」
司「あ、居た!」
『本当か!何処だ！』
司「あそこ!おじさんが居る所!」
『わかった！』
ﾀｯﾀｯﾀﾀｯﾀｯﾀ
どんどん近づくと声がした
凛「おじさんだぁれ?」
？「とっても良い人だよ〜」
凛「そうなの！?」
？「おじさんがお嬢ちゃんの好きな物買ってあげるよ〜」
凛「本当、やった〜！」
そして、おじさんが凛に触れた時
『そこまでだ!』
？「ﾁｯ」
凛「あ、お兄ちゃん、司も!」
『今すぐこっち来い、凛!』
凛「え、でも…」
『早く!』
凛「わかった!」
凛が走り出したその時
？「させねぇ」
男が凛を引っ張った
凛「キャ」
？「逃がさねぇぞ」
『凛!』
凛「嫌、離して!」
『司、屋台の人呼んで来い!』
司「え…」
『出来るか?お兄ちゃん』
司「うん!」
『よし、行ってこい!』
その後はよく覚えていないけど、店の人と戻ったら、ボロボロの兄さんと、兄さんに泣きすがる凛、そして少し前の方に倒れているさっきの男がいた事だけ。
でも、それ以来、凛は人混みと、中年の男性が余り好きじゃないらしい。
____________________________________
はい、過去終了です。
次回は、凛視点での物語です。
その前に
追加設定
柏木凛
子供の頃の祭りから、中年男性と、人混みが苦手
ちなみにちょっとした裏話
凛が今回来たのは、苦手な事を克服したいから、それと、五つ子達が必死に宿題をやっていたからだそうです!←(だそうですとか言って考えてるの自分っていうｗ)
それじゃまた次回
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ジーク(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！新参ものですがこれからもご愛読お願いします。 (2021年3月18日 20時) (
レス) id: ee8fc4b1a3 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 出て来る人物が何をして何をしているのかが読んでいて凄く分かりました。とても良い作品だと思います。 (2021年3月18日 20時) (レス) id: da1d21a3a3 (このIDを非表示/違反報告)
サトミ(プロフ) - ありがとうございます！すっごく良いです！ (2020年8月20日 23時) (レス) id: 243a4c7236 (このIDを非表示/違反報告)
サトミ(プロフ) - ジークさん» ありがとうございます！ (2020年8月18日 15時) (レス) id: 243a4c7236 (このIDを非表示/違反報告)
ジーク(プロフ) - サトミ様何時もご観覧ありがとうございます!そのリクエストしっかり、書かせて頂きます! (2020年8月18日 7時) (レス) id: 7faa994b09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジーク | 作成日時：2020年6月2日 0時
