愛する人よ

９、ハイスペック?長男 ページ11

職場にて
監「いやーA君、君には感謝しているよ、なんせ、あの作品は君が主演だったからこそ、成立したんだからね!」
『いえいえそんな、俺はいつもどうり物事を進めただけです。』
監「して、A君、この日は空いているかい?」
『空いてますけど、何か有りましたか?』
監「君の次回作の、ヒロインのオーディションがあるんだが、君にも参加して欲しくてね」
『解りました、三神さんに詳しい事伝えといて下さい』
監「朝早くからごめんね、それでは、次はオーディションの日に」
『ありがとうございました!』
三神「さぁA君行くよ!」
『は〜い!』
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

学校にて
風「Aやっと来たか。」
『仕事が長引いてな』
風「ほら、ノート」
『ありがとう上杉』
風「今度飯食わせろよ」
『はいはい、解りましたよ』

放課後
一「Aく〜ん、一緒に帰らない?」
『良いですけど、その前に寄りたいとこあるんで良いですか?』
一「全然オッケー」
『ありがとうございます!』

体育館にて
ｶｺﾝｶｺﾝ
『こんちわ〜、凛居ます?』
モ「柏木先輩だ!」
モ２「凛ちゃんなら彼処に」
凛「お兄ちゃん!」
『よぉ、約束通り』
凛「えぇ、プリンを掛けて」
『「勝負!」』
一「えぇ〜!」
ｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝｶｺﾝ
『クソっ!硬いな、あいつのブロック』
凛「痛い!もぉお兄ちゃん!手に当てないでよ!」
『知らん!』
ﾌﾞｩﾝ
凛「ﾌｯ貰い!」
ﾊﾞﾁﾝ
『残念』
ｺﾂﾝ
凛「ﾁｮｯ…あ!」
ｺｯｺｯｺ
『俺の勝ちだな!』
凛「ﾑｩ負けた!」
『まだまだだな』
一「二人共お疲れ様」
凛「次は負けない!」
『せいぜい足掻いてろ!一花さん、帰りましょう!』
一「うん!凛ちゃん、後でね〜」
凛「は〜い!」

こうして、プリンを掛けた、兄妹の戦いは終わった

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