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せっかくだし気になってたから聞いてみよう...
ちょっと怖そうだけど。
「昨日、錦戸さんにお会いした時は、ここ雑貨屋さんだった気がするんですけど...」
「せやで。あいつは雑貨屋や」
「ですよねっ！でもあの、今この店...雑貨屋って感じには...見えないっていうか...」
「当たり前やん。ここは雑貨屋ちゃうもん」
「でも！昨日は雑貨屋で、今日はCD売ってるって...そんな店あります？」
「あるやん、ここに」
あっけらかんと言い放つ長髪の彼。
そんなあっさりと肯定されると、なんというか...
「...ご新規さん？最近越してきたばっか？」
「あ、え、えぇ...半年くらい、前に」
「ほーん...で？入口の看板読んだ？」
「『日替わりエイトショップ』？」
「そ。だから日替わりで店変わんねん」
「...え、本当に？」
「看板に嘘書いてどないすんねん。詐欺やんか」
「...ええええ！？！？」
急に大声出した私にびっくりして長髪の彼は若干後ずさった。
何それ、え、つまり、日によって店が変わるの？同じ建物なのに？
そんな店ある！？
「見たことないそんなの！すごいですね！」
「...おおきに」
「え、昨日は雑貨屋。今日はCDショップ？明日も明後日も別な店になるんですか？ここが？」
「...そない気になるなら毎日来たらええやろ、したら分かるやろし」
今更何を、みたいな顔して作業に戻る長髪の彼。
「あ、あの！名前！名前聞いてもいいですか？」
「あ？渋谷やけど。渋谷すばる」
「渋谷さんか。なるほど。CDショップは渋谷さんね。錦戸さんとはお知り合いなんですか？」
「お知り合いて笑
同じ店使ってるんやからそりゃ知ってるやろ。そもそもここの奴らは前から全員知り合いや」
「へぇー！じゃあじゃあ、そういう日替わりショップ作ろうってなったのは誰の提案...」
「...っああー！うっさいうっさい！何でそんな雑誌の取材みたいなことされなあかんねん！用事終わったら帰れて！」
「えー、でもめちゃくちゃ気になる...」
「亮が、用事終わっても居座る言うてたんはこういうことか...ホンマに...ったく」
「...気分悪くされたならすみません」
「人と話すんは苦手や。とりあえず傘、返しとくから」
出された手に、傘を差し出す。
バッと取られてそのまま奥へと渋谷さんは消えていった。
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倉安LOVE - これからのすばるくんと主人公ちゃんのやりとりに注目していきたいね。 (2018年11月3日 0時) (
レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» 嫌いなのか……好きなのか……笑 (2018年11月2日 21時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - すばるくんは未だに主人公ちゃんのことを嫌っているのかなぁ？これからどうなっていくんだろう？ (2018年11月2日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
倉安LOVE - はい、楽しみに待っています。 (2018年10月30日 10時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 倉安LOVEさん» ありがとうございます！！！いやー主人公ちゃんどうするんでしょうね...笑 楽しみにしていてください！ (2018年10月29日 19時) (レス) id: ee8561c84e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ
| 作成日時：2018年10月14日 8時
