あ、ども。国見ツインズやってます。【ハイキュー】

ご ページ6

ホームルームも終わり、放課後となる

各々が好きな時間を過ごし、自由に動く


俺はまぁ、帰るけど




「じゃあなー、国見」


「高橋はもうサッカー部1本でいくの？」


「おう！2週間のうちの1秒も無駄にはしねぇぜ！」


「おー、さっさといけ」




川島はホームルームが終わると同時に教室を飛び出していったし、高橋ももう帰るし、誰も俺と遊んでくれる奴はいないか…

英とも気まずいし、会わないうちにさっさと帰ろ




「「キャーーー！！及川さぁ〜ん！！」」




…あぁ、英の中学の時の先輩………だっけ？多分そうだった気がする。こんなに女子の支持率高いって、よっぽど綺麗な顔してんだな

1年の棟に来るなんて暇なのかもしくは勧誘………

確かにこんだけ目立ってれば宣伝効果バッチリだし


さて、俺ももう教室出よ

と、ドアの方へ歩いていくと





「やっほー」


「あ、ども」


「わ、そっくり。さすが双子」




？

これが及川さん？

なんか、結構チャラいんだな




「いつも英がお世話になってます」


「いいえー！あ、俺及川徹！」


「国見Aです」


「知ってるよー。そんなことよりさ、君バレーやんない？」




なんだよ

この人も一緒にバレーやろうタイプか




「すみません、やりません」


「即答だね！？もうちょっと考えてくれてもいいのに〜」


「じゃ、俺帰るんで。失礼します」


「見学だけでも」


「失礼します」




俺が横にズレれば及川さんも同じようにズレ、脇を通り抜けようとすればだめでーす！なんて言って手を広げる。

なんなんだこの人、しつけぇ……




「お願い〜！」


「嫌ですって」


「一生のお願いだってば！」


「アンタそれ絶対何回も使ってるでしょ！？」




どうにかして及川さんから離れようとしてみるも一向に離れられない

ちくしょう。

どこかに俺を助けてくれる人はいないのだろうか



あ、




「あきらぁーー！！」


「！？なにやってんスか」


「何もしてない！！国見ちゃんの双子だし、あわよくば勧誘しようとしただけ！」




俺が大声で呼んだのに驚いたのか6組から出てきてくれた




「やらないんじゃないですか」


「え？」


「俺だって、またこいつにバレーしてほしいけどこの間振られましたし」


「ちょい待ち、バレーやってたの？なら尚更やろうよ！！」


「いくら言っても無駄ですよ。こいつ逃げてばっかの弱虫なんで」


「なに言って」


「バレーなんかしてませんよ。そういうことなんで」




少しかぶせ気味だったがまぁいいか

ちゃんとお辞儀したし


つか、なんだあいつ

とことん煽ってくる気かよ

ろく→←よん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す