イヌ科のネコと猫派 Another Story

E-girls Itsuki ページ10

E-girlsのメンバーに用があるんだよ。


でも関わりたくない…



樹｢はぁ…失礼しまーす。｣


しかも何で、こんなの渡さなきゃいけないんだよ




希｢うわ…最悪｣





希が足首を抑えながら座り込んでいる




またか…




何が起きているのかは何となく理解出来る


樹｢またですか。希への嫌がらせ。｣




最近の嫌がらせは陰湿すぎて気づけない




ただ、いつも抱こうとすると頑なに拒否したり、腹部に痣があったり…




晴美｢そんなことしてないって!!｣



あー、うるさ





楓｢ねぇー？希？｣




すると今までに見たことも無い怯えた目で頷く。





…思いすぎか



すると腕に来た最悪な感覚。



乃々華｢樹くん!!今日はどんな用事？｣




あー、嫌い




まぁ、いいや。




樹｢今日来たのはE-girlsのメンバーがTHE RAMPAGEの曲を歌うとかって聞いたのでそれを…｣





めっちゃ、キラキラした目。




まぁ、イケメンとコラボできるからそんな感じなんだろうな




今から絶望に落とすよ。






希｢…｣





希は怯えた目をずっと続けてる。




樹｢THE RAMPAGEと話し合った結果、断ることが決まりました。







それでは。｣


腕に絡みついた山口ちゃんを振り下ろして






希のことを連れ去った。




樹｢馬鹿だよなぁ…｣




希は手を震わせながら顔を首元に埋めた。




やっぱり、痛かったんだー

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