イヌ科のネコと猫派 Another Story

退院おめでとう Nozomi ページ32

怪我も落ち着き、ライブのリハがあるのでどうしてもE-girlsの所に行かなきゃいけない




希｢おはようございます…｣





晴美｢ねぇ、来たよwww｣





乃々華と目が合って






乃々華｢え、やだぁwww睨まれたぁw｣







睨んでないし…誰が睨むんだよアナタみたいな最低女。







憂鬱…





E-girlsは女子しかいない





だから着替える場所は楽屋。





着替えるため上の服を脱いだ時カメラのシャッター音が聞こえた。






…はぁ






上着を着て水を買いに行こうとするとドアが開き、目の前にいたのは樹だった。






気まずい…







樹｢今日、山口さんに用があってきました。｣





私にはもう関わらないよね…








樹｢山口さん、俺と付き合って。｣


乃々華｢嘘でしょ？！｣



ほらね…





アプローチされていたし、女の子らしくて可愛いって…







気が付くと涙が零れて、気が付くと樹の服の袖を掴んでいた。





乃々華｢ちょっとぉ!!邪魔しないで！｣



樹｢…希。｣






そう言われ、樹の顔を見ると優しく頭を撫でられた。







樹｢山口さんさぁ、さっき｢嘘でしょ？！｣って言ったでしょ。｣




乃々華｢うん…｣






樹｢ごめん、嘘。告白の練習してみた。｣







楓｢はぁ？！お前、最低過ぎだろ！乃々華に謝れ！｣


晴美｢本当に馬鹿じゃないの？！乃々華の方がいい子なのにそんなゴミを選ぶとか！｣



ゴミ…(笑)




夏恋｢ってかさぁ？乃々華に謝れ！｣




杏奈｢乃々華はずっと樹さんのこと好きだったのに！｣



ｱﾝﾅ｢そもそも希ってブスで何もないのにねぇ(笑)｣

伶菜｢本当にそれなwww｣

晴美｢確かに！E-girlsの名前汚すからマジで死んで欲しかったなあ〜www｣


樹｢あ、やべ。スマホの録音機能、付けたまんまだった。｣






…え。







性格わるぅ〜!!







顔面蒼白になるE-girls達




樹は録音機能を止め







樹｢｢樹と別れなければ、俺に危害が加わってもいいのぉ？｣…か(笑)｣






それ…






希｢聞いてたの…？｣




樹｢たまたま、聞いただけ。｣






そう言って、手を掴んで会議室に行き





優しく抱き締められた


樹｢さぁ、説明してもらおうか。｣





希｢え、何が。｣







樹｢俺の服の袖掴んだ理由は？｣




あ。あー…

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