加々知の冷徹(一話) ページ33
鬼灯が現世の会社員として視察に行ってから十日目…
この間、Aと鬼灯は顔を合わせることはなかった。
鬼灯は十八時まで会社で務め、帰ってきてからは地獄の業務。
Aは普段の仕事と、鬼灯の仕事をなるべく引き受けようと頑張っていた為、お互い顔を合わせる暇がなかった。
それでも気がかりだった鬼灯は、Aに一目でも会ったり話せないかと遅い時間でも部屋を訪れようとしたが…
Aは疲れて寝てしまっていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(今日で鬼灯様の現世の視察も終わり。明日ならお会いできるかな…触らないでと言ってしまったこと、今更だけどちゃんと謝りたい。)
そんな事を思いながら仕事をこなし、裁判の間へ行くと…
何やら閻魔大王と小野篁が楽しそうに騒いでいた。
閻「ピーチ・マキって芸名だろうけど効くかなぁ？」
篁「まぁ…駄目元ですよ！」閻「だよねぇ！」
『何してらっしゃるんですか？』
閻「あっAちゃん！実は…」
『縁結び…』
(しかも鬼灯様とマキさんを…)
閻「そうそう！一緒に観ようよ！」
『いえっ わたしは…』
篁「あっ！早速出会いましたよ！」
Aは見たくないと思いつつも、けっきょく気になりその場を動けず居てしまったが…
キッカケ…
胃袋の神！ 虫の神！ 石の神！
閻/篁「なんでだよぉ！！！」
篁「ことごとく何かが違う…」
閻「普段と違う格好で神の力もあるのに…」
『でも…空腹で倒れたマキさんに膝枕してあげてたり、虫に驚いて飛びつかれても突っぱねたりしてませんし…悪い気はしてないのかも…？』
(わたしはどうしても…そう思ってしまう)
閻「いや…あれはただの無の境地だよ。こうなったら…」
篁「最終手段ですね!？」
閻「そう…縁結びの札はまだある！Aちゃんっ準備を！」
『………えっ???』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
現世。
鬼灯「視察も最終日だというのに…まさかのマキさんの登場でバタバタしました。そろそろ帰りますか…」
『鬼灯様っ！』
鬼灯「…？今Aさんの声が…いやまさか…幻聴でしょうか」
『鬼灯様っ私です！Aです！』
鬼灯が振り向くと…タイトスカート版の女性用スーツ姿で、
いつもおろしている長い髪をバレッタでまとめた
Aが駆け寄ってきていた。
鬼灯「なっ…///」
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
