検索窓
今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:62,418 hit

事件6件目 ページ7

ああ送ってしまった
そう思いながら刑事さんに送った直後の画面を見る
既読が付かないか少しドキドキしながら見る
でも歩きスマホは危ないのでポケットにしまって家まで歩いて帰った

仕事の時
上司なのか結構体つきのいい人とモデルみたいに背が高くて顔も整ってる人がお客さんで来た時があった
お客さんの中でもカッコいい人はいる
俗に言うイケメンとやらで
今回の人も笑顔を振りまくイケメンで人生勝ち組なのだろうと半端自棄になりながら
教えてもらった事全てをメモ帳に走り書きしてケーキ作成に入った

それからというもの
段々とひどくなってきたストーカーに恐怖を抱きながらも仕事に励んだ

今日も手紙が届いた
中には写真も入ってる
会社で着替えてるところ
会社に行くところ
家まで歩いて帰ってるところ
手紙には

『君がもう一度俺を見てくれるまで俺は一生君のことを見続けるよ
愛してるよこの世で一番だからもう一度
俺を見てよA
愛してる愛してるんだよ君だけだよ俺は君だけ愛してるんだよねえわかってよ愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる』

一緒に入っていたのはクシャクシャに丸められてるティッシュ
少しイカ臭かった
それが何なのか即座に判断すると
吐き気が襲ってきた
この姿も見られているんだとしたら
もういい加減にやめてほしかった
本当に怖くて仕方なかった

次の日
仕事が休みで家に居ても見られているような気がしてすみだ署に駆け込んだ
受付の人にストーカーのことを言うと通路の奥にある個室に案内されて

神谷「すみだ署の刑事をしている神谷と申します」

彼と会った

神谷「黒宮Aさん、で合ってますか」

「はい」

自分がストーカー被害に遭ってること
思い出すと恐ろしかった
警察署に来たことすらあの人に知られているような気がして
下を向いてどこも見たくなかった
それなのに

神谷「怖い思い、されたんですね」

彼は優しく包み込む様な安心する声をかけてくれた

事件7件目→←事件5件目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
322人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:微炭酸 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月19日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。