夜空に溶ける〜あなたの番です〜

事件16件目 ページ17

あれがデートだというのだろうか
ただ単にお茶をして帰りは少しドライブして帰っただけだ
デートという広い意味を持つ言葉に悩まされながらお風呂に入る
ああでも
やっぱり神谷さんかっこよかったななんて
湯船の中で今日の神谷さんはネクタイが何色で車を運転する神谷さんもかっこよくて
悶々と考えるのは神谷さんの事ばかり
いけないと思いながら別のことを考えてもやっぱり神谷さんの事ばかりだ

神谷『車、置いてあるのでドライブでもどうですか』

なんて言われて助手席に案内された
どうですかなんて聞いてる時の表情なんて眉尻が下がってて子犬みたいに可愛げがあった
え、何この人
カッコいいのに可愛さも兼ね備えてるの？なんて一人で笑ってしまうような事を心の中で言ってみる
そうして乗り込んだ車の中
神谷さんと結構距離が近い事に気がついて
そればっかり意識してしまった

神谷『お仕事、マンション近くのケーキ屋さん、ですよね』

『この間連れの方と一緒に来られましたよね』

神谷『あの人、僕の上司なんです』

とまあ会話が広がり
自分の上司は仕事ができない割に変なところ鋭くて、なんてサラッと毒を吐くところに少しビックリしながらも
神谷さんも思うことがあるのか少し楽しそうに仕事の話をしていた

神谷『Aさんが働いてるならあそこの近く通りかかったら上司に買わなくていいのかって言ってみますね』

なんて笑いながら話すから
こっちも笑っちゃって
口ベタでそんなに話さない人なのかなって思ってたから少し意外だった
車で走ってここ僕の行きつけのバーなんですよとかここ最近できた所なんですよとか
話してるだけで楽しかったなぁって

ブクブクと湯船のお湯に泡を作って
いつからか分からないけど
すっごく恋してるって思うと
のぼせそうになったのですぐにお風呂から出た
出てすぐに追い打ちをかけるように神谷さんからメールが来ていた



どうも作者の微炭酸です
多くのお気に入り登録、評価いただきました
順位も付いてしまって
作者は大変感激です
このような自己満の小説が皆様を楽しませているのかは分かりませんが
更新頑張らせていただきます
これからもこの小説をよろしくお願いします

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