第30話─重い─ ページ31
No_side
皆が皆Aの人格が変わったような豹変ぶりに驚いてじーっと見ていた。
敦「大丈夫なんでしょうか」
谷崎「彼のあンな姿初めてみますからね」
ナオミ「私も初めてですわ〜」
与謝野「何処か怪我してるんじゃないのかい?」
与謝野は何処から取り出したのか
与謝野「ちぇっ、怪我してたら妾が治してあげるのに・・・・・」
又鉈を何処かに仕舞った。つまんない、と云うようにため息を吐いた。危うく怪我でもしてないのに冤罪のように怪我してるという、言い訳で解体させる処だった。
太宰「彼は怪我でもなんでもないですから、ただの精神的な落ち込みと云うか、疲れてるんです」
と、云って目線をAに移すが相変わらずズーンっとでも効果音が付きそうなほど暗い。幻覚か知らないが、何故か彼の周りだけ黒いオーラが滲んでた。
そこに口に駄菓子を詰め込んだ乱歩さんがやってきた。
乱歩「何やってんの君ら」
相変わらずの声のトーンに、何処かの探偵の恰好をする彼を見た。
賢治「Aさんが、落ち込んでるらしんです!」
相変わらず、その場の空気に合わない声の高さに元気の良さ。これこそ賢治くんだと、探偵社はそう考えていた。
本人目の前にいるのに、声も大きい。
乱歩「そういう時は、仕方ない、僕の出番か」
「「え、乱歩さん?!?!」」
乱歩がとてとてと、効果音が着きそうなほど怖いもの知らずの彼は、Aに近づくと、べリッとそんな感じに彼女から布団を剥がし口に何かを詰め込んで又、布団を元に戻してだるま状態に戻す。
何も表情を変えない乱歩に、一同驚愕するも、口をあんぐりと開けたまま。
乱歩「何その莫迦面、あんな感じになってる時はチョコをあげると精神的に落ち着くんだよ、知らなかったのかい?」
「「いやいや、知りませんよ」」
口を揃えて云うが、乱歩は喉でくくっと嗤いながら去っていく。
国木田「恐るべき乱歩さん、」
賢治「なんか、餌で懐いてる猫と飼い主ですね!!」
敦「例え方・・・・・・」
賢治くんの天然に敦は苦笑いに答える。与謝野は、腕を組んで微笑んでた。
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うり太郎(プロフ) - まだ設定しか読んでいないのですが、純粋に異能力多すぎでは・・・?ただ思っただけなので、特に気に止めて頂かなくて結構です。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page1 id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - ともさん» ともさん!!コメントありがとうございます!一気に読んでくださったんですか!ありがとうございます(*^^*) (2021年9月6日 18時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おもしろくて一気に読みました!更新楽しみにしてます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魚Aya | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/
作成日時:2021年8月14日 0時