探偵社の兄とマフィアの妹【文スト】【日常編】

第１話─探偵社の者たち─ ページ2

No＿side

「この！！！！！包帯無駄遣い装置共がァァｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ」


朝から探偵社にこんな声が響いた。目の前には、眼鏡をかけて高身長の男。が、【理想】と書かれた手帳を握り怒鳴っている。


目の前にはシュンとした男2人。

「仕事をサボって入水か！！？いい加減仕事しないと給料なんぞ出さんからなｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！」


そんな声が響き渡り、周りに居る社員たちは＿またか、と呆れてもう、笑ってしまっている。


「ここに仕事しない社員を養うなんて書いてないぞ、ましてや兄弟揃ってな！！！」


そう目の前にいる"兄弟"を、怒鳴り散らすのは。


この男の名は、




＿＿＿国木田独歩(くにきだどっぽ)。

理想を常に追い求め、正確な判断と、その思考能力は社の中で一番の切れ者、理想主義者の異能力者。だが、この男稀(まれ)にヘタレ。


能力名は＿＿〖独歩吟客(どっぽぎんかく)〗

先程の【理想】と書かれた手帳が鍵で。その手帳の頁(ページ)を消費する代わりに書いた言葉のものを具体化できる。


怒鳴られているのは。

砂色の外套に身を包み、首と腕に包帯。黒の蓬髪の頭で、ボーッと目を閉じている。



＿＿＿太宰治(だざいおさむ)


太宰Aの実の兄で、元ポートマフィアの最年少幹部。だが、彼の前職を知る奴は居らず、彼の前職は社の七不思議の一つに成程(なるほど)。これでも、前職では随分冷酷だったとか、なかったとか。


能力名は＿＿〖人間失格(にんげんしっかく)〗


能力者の異能を全て無効化にする優れもの。


そんな男の隣で申し訳なさそうにする中性的なお顔の少女。


＿＿＿太宰A

太宰治の妹で、今現在国木田に叱られて、太宰治を若干睨み中。


そして、

そんな国木田を躊躇しながら止めようとする彼は


＿＿＿中島敦(なかじまあつし)

彼は太宰治が入水中に助けたことから、太宰治の案により社に入る。だが、彼は、


能力名は＿＿〖月下獣(げっかじゅう)〗

虎の姿に化けることが出来る。


その他は。

「ちょっ、」なんか襲われそうになってる

＿＿＿＿谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)

能力名は＿＿〖細雪(ささめゆき)〗

「兄様〜」その妹の

＿＿＿＿谷崎ナオミ

能力なし


「あらあら、元気なもんだねェ〜」

＿＿＿＿与謝野晶子(よさのあきこ)


能力名は＿＿〖君死給勿(きみしにたまふことなかれ)〗



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