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お見合い7 ページ7

?「き、きき、綺麗だなんてっ!

そのお言葉、そっくりそのままお返しますっっ!!」




A「は、はぁ……」





思わず零れてしまった本音に対し、彼はそう言った。



顔を真っ赤にして、りんごのようだ。





A「改めまして、雨仁 Aと申します。

この度は、この話を受けて下さりありがとうございました」





私は自分の席についてから、そう言った。





善逸「ぼぼぼぼぼぼぼ、ぼくっ!!

あぎゃ、あがつ、我妻善逸と申しますっ!!!



き、今日はよ、よよよろしくお願いします!!!!」




A「……はい、こちらこそよろしくお願いします」





すると、我妻さんはそう言って、勢いよく頭を下げた。


緊張してるのかな。




彼を改めてじっくりと見る。



きらきらと輝く金色の髪、


髪と同じ色をした瞳が飾られている可愛らしい顔立ち、


そして、胸の中心にある真っ白な心。



……どうしよう、年下の子だ(白目)。





我妻「そ、そんなに見られると……」




A「あ、ごめんなさい」





我妻さんがさらに顔を赤くしたので、私は慌てて彼から視線を外した。



なんか、凄く純粋そう。




私は手持ち無沙汰になり、見慣れた庭の風景を眺める。



私達の間には、長い沈黙が流れた。




この長い沈黙のせいで、私は破断される。



といっても、こちらはやる気がないので話すことも無い。


相手が必死になって会話をしてくれるが、

結局は話が尽きて無言に耐えられなかった相手が去るのがオチだ。




どうせ、今回もそうなのだろう。



そんなことを思っていると、ふと痛いほど視線を感じた。





A「……」




善逸「っ!……」





我妻さんに視線を向けると、

我妻さんはそれに合わせて私から視線を外す。



それならばと思い、

私が彼から視線を外せば穴が空くほど私を見つめてくる。




……なんだ、これ。

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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます!その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます!毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです!善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります!! 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд;*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い!更新楽しみです! (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます!応援ありがとうございます!とっても嬉しいです!投票をして頂き感謝感激雨あられでございます! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月30日 7時

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