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お見合い6 ページ6

そして、見合いの当日になった。



母上に化粧道具を渡され、

仕方無く薄くではあるが白粉を塗っていく。


目尻に朱をさそうと筆を取った時、





母上「それは駄目!」




A「……はい」





母上に止められたので辞めた。



私は、いつも目尻に朱をさす。

兄が昔魔除けでやっていたものだ。


任務に出る時は、必ず朱をさしている。



だが、母上からは不評だ。




結局、白粉と紅だけ。





父上「お相手がきたよ」




A「はい」





支度が終えた頃、襖越しに父の声がした。



相手は先日まで近くで任務があったらしく、

その傷を我が家で癒しつつ見合いをするらしい。


忘れてるかもしれないが、

一応私の家は藤の家紋の家である。





母上「いってらっしゃい」




A「……何分もつかな」




父上「こら、やめなさい」





私はそう言うと、相手が待っている部屋へと向かう。



父上と母上は、買い物に出かけるらしい。


鬼殺隊員がいるから、今夜は豪華だろう。





A「失礼してもよろしいでしょうか」





私は、部屋の前にいくとそう声をかける。


すると、部屋の中から

「は、はひっ!」という裏声混じりの返事がきた。



若そうな声だな……いや、新人隊員だからそりゃ若いか。


今までの見合い相手は歳上だったからな。





A「失礼します」





私は、そう言って部屋へと入る。




そこには、眩しいくらいの金髪の男の子が緊張した面持ちで座っていた。



私は、彼を見て目を見張った。




何故なら、彼は……。





A「……綺麗」





今まで見たことがないほど、



彼は真っ白な心を持っていた。

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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます!その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます!毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです!善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります!! 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд;*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い!更新楽しみです! (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます!応援ありがとうございます!とっても嬉しいです!投票をして頂き感謝感激雨あられでございます! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月30日 7時

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