お見合い相手が泣き虫な金髪君だった

お見合い５０ ページ50

《大正コソコソ話》

Aが柱と初めて会った時のお話です。




胡蝶「『凄く強くて柱候補の人がいる』というのを噂では聞いていたけど、会ったことがない私達。

今日は、その子と初めて会います」



不死川「すげぇ説明口調だな」



煉獄「ページがもう無いのだ！」



宇隨「やめろ、メタい」



甘露島「あ、あの方ではないでしょうか？？」




甘露寺の指したほうには、

まだ十六のぴちぴちなAが立っていた。




冨岡「……宇隨の妹か」



宇隨「んなわけねーだろ！」



伊黒「目の辺りがそっくりだ」



宇隨「化粧だろ！？……でも、派手でいいな！」



甘露寺「綺麗な人ね！噂通りだわ！」



胡蝶「……噂通りだと、冨岡さんのような人だということですけど大丈夫ですかね？」



悲鳴嶼「南無阿弥陀仏……」



時透「冨岡さん…じゃあ、変な人だね」



冨岡「……」




柱達が遠巻きにAを見つめ、

その後胡蝶が「話しかけてきますね」と笑顔で言った。




胡蝶「初めまして。胡蝶しのぶと申します。

お名前をお聞きしてもよろしいですか？」




だが、その時……Aは凄く嫌そうな顔をした。




柱一同「(めっちゃ嫌そう！)」



A「……すみません、名前忘れました」



不死川「んなことわるわけねーだろ！」



A「ですよね。名乗りたくないので無理です」



煉獄「よもや開き直るとは！」




そんな中、お館様登場。




お館様「Aを柱にしたいんだけど、どうかな？」



A「嫌です」



伊黒「お前が拒否るのか！」




その後、Aは首を縦に振らず、

「柱になるなら任務をボイコットします」と言ってこの件は一度再検討されることになった。




不死川「おい！口の利き方は気をつけろ！

お館様に向かってなんて口を……」



A「任務の時間なので、帰ります」



不死川「おい、話は終わって」



A「失礼します」




そして、Aは本当に帰った。




胡蝶「水の呼吸関連の人ってあんな感じなんですか？」



冨岡「錆兎を愚弄するつもりか！！」



宇隨「誰だよ！！」




第一印象は、最悪。



また、なんらかの形でみんなもう一度会うのだが、

第二印象でもみんな「最悪」と思ったのだった。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


この作品は、第二巻という形で、

また新たに書きますので更新待って頂けると幸いです。

この小説の続きへ→←お見合い４９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す