お見合い14 ページ14
善逸「Aさんっっ!!!」
A「……お久しぶりです、善逸さん」
藤の家紋の家の前で、
黄色の羽織を着た善逸さんがいた。
「名前呼び!!はうっ!!!」と善逸さんが叫ぶ。
お気に召して頂けたなら良かったよ。
善逸「Aさんからきてくれるなんて、
お、俺とっても嬉しいですっっ!!!
き、きょ今日は、町を一緒に見ない???」
A「いいですね」
善逸さんが頬を染めながら、そう告げる。
私は返事をした。
そして、私達は町へと向かった。
世の流行に疎い私のために、
善逸さんは色々なことを教えてくれた。
甘味処へと入り、善逸さんのおすすめの物を食べる。
みたらし団子、か。
甘味処に入るなんて、何年ぶりだろうか。
善逸「お、美味しい?」
A「はい」
私はそう返事をして、みたらし団子を頬張る。
甘い物は嫌いじゃない。
私は、外国からきたかぼちゃの揚げ物が好きだしね。
すると、隣から視線を感じた。
私は善逸さんを見て、
「どうかしましたか」と問いかける。
善逸「い、いや……任務姿は初めて見たから」
善逸さんの言葉に納得する。
見合いの時とは違い、化粧して無い顔だからな。
長すぎて真ん中で分けた前髪に、
ただ一つに結んだだけの無造作な髪型。
目尻には、キツイ顔立ちをさらにキツくする朱がさしてある。
……女らしくない、と幻滅されただろうか。
善逸「初めて見た時も綺麗だったけど、
今は自然体でこっちも素敵だね!
紅色の目尻が特に良いと思うよ!!」
A「っ」
善逸さんはそう言って、
いつものように眩しいくらいの笑顔を浮かべた。
……初めて、これを褒められた。
いつも『女らしくない』と嫌悪されたのに。
A「……ありがとうございます」
私はそう告げる。
口元に弧を描いてしまったのは、仕方ないと思う。
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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます!その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます!毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです!善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります!! 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд;*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い!更新楽しみです! (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます!応援ありがとうございます!とっても嬉しいです!投票をして頂き感謝感激雨あられでございます! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月30日 7時