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皆は練習室へ向かう。私は事務所へ向かう。まぁ同じ建物内なのだが。
初めの2日ぶりの出勤だ。おお、出勤というと社会人感あるなぁ。
改めて実感する。私はもう1人で全ての責任を負わないといけない歳になってしまったのだ。
責任を持って13人を育てなければならないのだ。
かんわいい女の子とか言ってる暇はないのだ。
『じゃ、皆練習頑張ってね!お昼になったらまた来るから!』
何人か練習もう嫌……ゲームしたい……寝たい……帰りたい……って顔してたけど気づかなかったふりをしとこう。
この業界で勝ち抜くには病気しない限り練習はするべきよね、無理は禁物だけど、無理しないと結果はでないから。ケースバイケースってやつ(意味わかってない)
「Aさん、これコピーしといてください」
「Aちゃん〜その資料ここだよ〜」
「Aあとでスポンサーに電話入れといて」
「Aくんや、君は明日から仕事を取りに行かなきゃならんのじゃ、であるからして、先輩の仕事を貰いに行く姿をな、見るべきであるからして」
いや社会人めんどくせぇ〜〜高校生に戻りたい。めちゃくちゃ美少女になってTikT○kでこっちを見ろのやつやられてこれは伸びるとか言われてぇ〜。
午前中だけで私の魂は半分削られた。
午後からは先輩が色んなところを案内してくれるらしいので、ついでに仕事を貰う方法とか、お偉いさんに気に入られる方法を学ぶ予定だ。
しかしその前にご飯をね、食べていきたいと思います!
きょうのお昼ご飯はね、なんと!なんとですねぇ!
キムチ鍋。
メンバーと一緒に食べるのだ!お店で!お金は割り勘?先輩の奢りです。沢山食べましょう。
MG「意外と沢山食べるんですね」
隣の席はキムミンギュ。語呂がいい。
『キムチ鍋は熱いし辛いからゼロカロリーなんだよ、だから沢山食べれるの!』
MG「そうなんですか!僕も沢山食べよう〜!」
真に受けでバクバク食べ始めるミンギュくん。
やべ、体型管理がどうのこうの言われてたのに……まぁミンギュくん背高いしまだまだ伸びそうだからいっか。
終わり←6
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作者名:なぺち | 作成日時:2018年10月15日 0時