ネックレス ページ4
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公演初日
Aさんは1人ながらも余裕で仕事をこなす
どこにも手を抜かず作業も丁寧で完璧
それにしてもユナさんと違ってAさんは口数が少ない
少しお話がしてみたいけど…
忙しいかな？
少しだけ…そう思ってAさんがヘアーセットに来てくれるのを待った
数分待つとヘアーセットをしにAさんが来た
椅子に座ってヘアーセットをしてもらう
何を話そうかと考えてると
正面の鏡越しに見えたキラリと光るAさんのネックレスや腕時計が気になった
話しかけようと思いAさんの腕を掴みかけたとき
「ぃやっ」
僕の腕を払い後ろにのけぞったAさん
CM「え、あ、いや…ごめん…その腕時計が気になっちゃって…」
「あ、これですか…」
僕のいきなりの行動に少し怯えたような顔をしたAさんがなんだか可愛く思えたけど…なんでそんな反応をするのかわからなかった
「これは…大切な人からもらいました」
CM「あー…恋人ですか？」
「…」
恋人ですかと聞いた途端、Aさんの表情が暗くなったのを見逃さなかった
何か嫌な思い出でもあるのかな？
「違いますよ、恋人なんていませんから」
CM「そうなんですか？」
Aさんに恋人がいないと聞いてなんだか嬉しくなったってのは秘密
Aさんは僕のヘアーセットが終わりヒョンのところに行ってしまった
チャリン…
ん？
Aさんの走って行った方の床を見るとキラキラ光るネックレスが落ちていた
そのAさんの落し物のネックレスを拾ってAさんに声をかけるが
CM「Aさん、ネックレス…」
僕の声は届かずAさんはヒョンの方へ走っていた
よくよくネックレスを見るとホックの部分が少し歪んで壊れてしまっていた
直しておいてあげよっと！
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夏 - 続きがとても気になります^ - ^ (2016年5月1日 14時) (
レス) id: 4f43e157fd (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 面白かったです。 続きを楽しみにしています。 (2016年2月26日 20時) (レス) id: 2cda5d8848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり | 作成日時：2015年11月30日 20時
