第57話／遠き日の風景 ページ3
ｹｲﾝ「これは夢か…」
降りた瞬間聞こえるケインの声
ｹｲﾝ「リズ!!」
リズ姉は混乱している
当たり前だろう
ｹｲﾝ「リズ!!何でこんなところに…
メリオダス…
メリオダスには会えたのか!?」
『ケインさん落ち着いてください』
急いで仲裁に回る
『私たちは喧嘩祭りで
ケインさんを見た以外
面識がありません
人違いだと思います』
そこまで言うとケインさんは
さらに目を見開く
ｹｲﾝ「白い髪に赤い目…
お主まさかAか!?」
息が止まったかと思った
なぜケインさんが本当の私の名前を…?
その場のときが
とまったかと思うほどの静寂
ｴﾘ「えっと…とりあえず
中でお茶でも飲んでいきませんか?」
リズ姉が声をかけると
まるで孫でも見るような
優しい目で頷いた
ｹｲﾝ「そうかそうじゃったか
メリオダスは無事か!!
町[バイセル]が混乱に陥る中
儂は必死に
住民たちを避難させておった…
折しも町から隕石が…
いや山が町めがけて
落下したではないか!!」
ｴﾘ「え…えぇ」
ｹｲﾝ「だからてっきりメリオダスは
聖騎士もろともﾀﾋんだとばかり
うんうん よかった!!」
私は出来上がったばかりの
アップルっぽいパイをおく
ｹｲﾝ「…それにしても奴がこんな酒場の
店長[マスター]をやっているとは
いや なによりまさか＿
王国[リオネス]の王女様と
小さな女の子と一緒に
旅をしておるとは夢にも思わんかった」
ｴﾘ「足手まといばかりですけど…」
そういってリズ姉は
コップの整理を終えた
ｹｲﾝ「それにしても驚いたわい…
端整な顔立ち
柔らかな声もよう似ておる
リズが生き返ったかと
思ってしもうた…」
ｴﾘ「…」
ケインさんはぐいっとエールを煽る
ｹｲﾝ「そこの娘…白髪に赤い瞳の娘
メリオダスが探しておった娘に
そっくりなんじゃよ」
やめて…
胸騒ぎがした
この話は嫌だ
『そのリズさんは
ケインさんの娘だったんですか?』
ケインは首を振る
ｹｲﾝ「リズは愛称でな…
名前は王女様と同じエリザベス…」
ｴﾘ「え…」
リズ姉が声を漏らす
ｹｲﾝ「メリオダスの恋人じゃった」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2月25日 23時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - 一気読みしてしまった…とても面白いです！ (2021年5月9日 3時) (レス) id: 7b585affcc (このIDを非表示/違反報告)
blue(プロフ) - とても面白いです！！続き待ってます！！！ (2020年6月2日 0時) (レス) id: f24b08b83b (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - お話読みました！とてもうまくかけていておもしろかったです続きが気になりました更新お願いします！( ＾∀＾) (2020年2月26日 1時) (レス) id: 92e66fbdf7 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - この作品何度も読んでます大好きです！(*^^*)これからも頑張って下さい〜！！ (2018年12月7日 17時) (レス) id: 86f93bcfe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼宮風香 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年12月31日 23時
