Story 99 J-HOPE side ページ39
単調なリズム
聞きなれた歌声
それに合わせて
ふたりの人影が楽しそうにユラユラと揺らめく
大きな鏡に映るふたりは
目が合えば
何かの合図みたいに息を合わせて動き出す
プツリと切れた音に
倒れ込む1人
JH｢やー今のめっちゃ揃ってたよ｣
『…はぁはぁ…ね』
JH｢ふふ、ちょっと休む？｣
『いえ』
倒れ込んだAに手を差し出せば
少し前までは交わされていた手を握り返してくれる
よっこいせ
そんな声を出せば｢おじいちゃんですか｣なんて
このレッスンを通じて本当に仲良くなった気がする
JH｢やーおじいちゃんなんて酷いぞー｣
『…うるさいです』
ツンなデレな可愛い弟が出来て嬉しい反面
アイドルという立場ではライバルなA
バテバテのくせに
何処までもしなやかで無駄のない動き
本当に後輩のくせに憧れちゃうや
JH｢Aは、なんでコラボしてもいいって思ったの？｣
さり気ない質問を投げかければ
『PDからの命令だったので』
素っ気ない返事
でも分かってる
『仕方なくです』
そう言いながら少し耳を赤くして
鏡越しに目が合えばスっとそらす視線
本当にツンなデレ
JH｢お〜言うじゃんか〜やーヒョンは悲しいぞ！｣
なんてふざけて言えば
『別に…今は少し楽しいですけど』
なんて分かりやすく弁解しだすから
デレがバレバレ
漫画ですかって
JH｢かわいいな〜｣
『曲を流してください』
JH｢はいはい｣
曲が流れ始めれば
照れ顔も真剣に変わって
虚ろな瞳もキラキラと輝きがます
猫背な背中がまっすぐと伸びて
指の先から足の先までピンと真っ直ぐな円を描く
ゾクリ
そのギャップに
僕はもうのたれ死んでる
てか沼にハマって抜け出せない
このギャップをどれだけの人が知っているんだろう
『はぁはぁｯ』
JH｢まだ踊れるでしょ？｣
『ｯ…はい、余裕です』
JH｢本当に可愛いんだから｣
『うるさいです』
JH｢はいはい｣
このステージがうまく行きますように
Aにとってかけがえのない記憶に残りますように
誰かと何かを初めて一緒にするというAに
人と関わることの大切さがどうか伝わりますように
JH｢成功させなきゃね｣
『……』
『…失敗はありませんから』
………………………
大変長らく更新できず申し訳ありませんでした！
今日から少しづつにはなりますが更新して参ります
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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
