Story 85 ページ25
｢いから親だからといっても、今の発言があっちゃどうにもならないですよ｣
『…おそい』
MN｢助けてやってるのにそれを言うのか？｣
『助けなんて呼んでない』
扉をド派手に開けて出てきたマネヒョンに
そいつは口を開けて、信じられないって顔をしている
｢いつから…｣
MN｢んー、あなたがAの家に入ってすぐぐらいですかね？｣
やっぱり外食がいいかなと思って
なんて付け加えるマネヒョンはどこまでお馬鹿なのだろうか
『…まぁ、そーいうことだから帰えりなよ』
じっと僕を見つめて、
口角をあげて見せたそいつは
ソファから立つと急に飛びかかってきた
ドンっ
鈍い音がして、次に何かが割れる音がした
その次はマネヒョンの声と
胸のあたりにじん割りと広がっていく熱と痛みだけ
MN｢!!!ふざけるな、Aから離れろ!!｣
｢…ああ離れてやる、こいつはどうせ死ぬ｣
少し声が遠のいていく気がした
本当に死ぬのかな
こんなに同じような展開になるなんて、神様だってびっくりだろうな
あ、
そうだ
神様なんかいないんだ
『…ヒョンから離れろ、ク、ずが』
｢?浅かったかな｣
そう言って僕の胸にまた痛みがこだまして
『っ…ぁあ！！』
MN｢離れろって言ってるだろ!!!!｣
マネヒョンの声はデカくて
近所迷惑なぐらいだ
僕につきっきりのマネヒョンじゃ
こんな贅肉の塊みたいなやつに太刀打ちできるわけない
腕相撲が強いぐらいじゃ無理だし…
ヒョンも殴られるのかな
そんなことを考えながら
瞼がゆっくりと落ちていく
閉じてはいけないと分かっていながらも
それに逆らうことは出来ない
自然の摂理には従わざる負えないんだ
ここでまた、僕はちっぽけでクズでどうしようもない間抜け野郎だろ自覚した
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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
