すれ違い、愛し合い。

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再び深いキスをされて、もう心が追いつかない。




宏光の左手は私の右手と繋がって、宏光の右手は私の頭を撫でている。









キスってこんなに気持ちよかったっけ？



今まで感じたことないくらい幸せな気持ちになる。









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気づいたら宏光の唇が私の耳や首筋に触れて。







『…ちょっと、待って』






思わず左手で宏光の胸を押し返すと
その手を繋がれて再び首筋にキスを落とす。





『…や…っ、』





さすがに、やばいんですけどっ



このまま最後までしちゃうなんてこと、ないよね？









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「そんな顔すんなよ」


『…えっ？』


「まじで我慢出来なくなる」









そう言うと私を起こして、ぎゅっと抱きしめた。









「…大切にする」


『えっ？』


「Aのこと、ずっと大切にするから」


『ありがとう…っ』






宏光のその言葉で泣きそうになっちゃうくらい
私の中で宏光の存在がすでに大きくなっていた。









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「今日、泊まる？」


『えっ？』


「まだ一緒に居たいんだけど」


『…泊まる』


「ふふ、やったね」









それからお風呂を借りて
寝る準備を始めたわけなんだけど。





さっき、あんなキスされて
2人で寝るのとか緊張するっ。









「寝よ」


『うん』







宏光がリビングの電気を消して
一緒に寝室へと向かった。





「おいで」




そう言って、ベッドをポンポンと叩いて。









「なんでそんなガチガチなの？(笑)」


『…だってっ、』


「今日はしないよ」


『えっ？』


「なに、してほしいの？」


『ちがうっ！//』


「そんな否定されんのも悲しいけどな？」









そう言って私を抱きしめて“おやすみ”って囁いた。





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