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ーー北山sideーー
「ん、どうぞ」
『ありがとう』
Aにカフェオレを渡して
俺も自分のを飲むと緊張で味がわからない。
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『…あのさ』
「うん」
俺がそう言うと
彼女は深呼吸をしてから話し始めた。
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『前に気持ち伝えてくれたの、すごい嬉しかった。
あの時、自分の気持ち言わなくてごめんね？』
「や、それは別にいいけど」
『宏光にね、言ってなかったことがあるの』
「…なに？」
その前置きに俺は思わず息を呑んだ。
『宏光に気持ち伝えられた時
まだプロポーズの返事してなかった。』
「えっ？」
『彼、今月福岡に転勤することになって
その前に気持ち伝えたかったらしくて。
彼の気持ちに応えたら、いずれ私も福岡に
行くことになるし。まだ応えられなかった。』
「…そうなんだ」
『でもね、本当はそれだけじゃなくて
私の中で宏光の存在が大きかったんだと思う。』
「俺の存在？」
『私、宏光への気持ちを封印するために先輩と付き合って忘れようとか最低なこと考えてた。彼すごく良い人だったから、本当に宏光のこと忘れられるんじゃないかって思った。…けどやっぱり無理だった。彼と付き合ってからもたまに宏光を好きだった時のことを思い出して、気持ちを封印だなんて口だけで実際は出来なかった。』
「そっか。」
『…それで、こんな曖昧な気持ちで彼との結婚は考えられないし、昨日お別れすることにした。』
「えっ？別れたの？」
まさかプロポーズされた相手と
別れることになってたなんて想像もしてなかった。
「…じゃあ、俺んとこ来てくれんの？」
『それは少しだけ時間ほしい』
「なんで？俺のために別れたんじゃないの？」
『そうだけどっ、結婚まで考えてくれた彼と
別れてすぐに宏光とって、さすがに…っ』
「…ん、わかった。
Aの気持ちの整理が出来るまで待ってる。」
もうここまで来たら、いくらでも待ってやるよっ。
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tama317mitsu917(プロフ) - 完結おめでとうございます♪ずっと読ませていただいてます。二人のその後がやっぱり気になるので、是非とも続編をよろしくお願いいたします。 (2021年2月28日 22時) (
レス) id: f8ce196041 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ぴろみんさん» ありがとうございます(^^)そう言っていただけると嬉しいです！ぜひ最後まで見てみてくださいっ (2021年2月3日 21時) (レス) id: 86c5550a31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ぴのさん» ありがとうございます(^^)これからの展開も覗いてみてくださいっ (2021年2月3日 21時) (レス) id: 86c5550a31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます(^^)Filledwithloveについても検討してみますね！ (2021年2月3日 21時) (レス) id: 86c5550a31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - 次の展開どうなるのかドキドキしてます！何度でも評価押したいくらいです。最後まで楽しみにしています(^^) (2021年2月3日 11時) (レス) id: c072230a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーすけ
| 作成日時：2021年1月10日 21時
