届いてますか？- K i -〈３〉

１２７ ページ30

.









「玉森くん？」




『えっ…？』




「昨日、二人で飲んでたんだろ？」









なんで、なんでしってるの…？









「そんな驚くなよ。
ニカから聞いてたんだ。」




『そ…う、だったんだ』




「あいつAと飲む時は
必ず俺に報告してくれんのよ。」




『え、そうだったの？』




「おう。昨日もちゃんと聞いてた。
けど、あいつ途中で会社戻ってきたから
おかしいなーって思って。」




『・・・』




「だからそんな顔すんなって。
悪い、話聞いてやりたいけどもう戻んないと」




『あっ、みっくん…！』




「ごめん、また今度な」









なんか最後のみっくん冷たかった。









.









最初はどうした…？って
いつもの優しいみっくんだったのに。









.









どうしよう。





自分のせいだけど、みっくんが離れていっちゃう…









.









.









あれから結局忙しいみっくんと
話せる機会なんてなくて。








やばい、もう明日から宿泊研修だよっ。









.









仕事だから切り替えなきゃってわかってるけど。









何が一番嫌かって、研修には裕太もいること。









.









大丈夫だよね…？









.

１２８→←１２６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す