ぶりっ子VS最強__延長戦

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『…というわけでして』




夏油「自分でどうにかしろよ」




『ゲットゥー、最近冷たくない？』




私の心の友は君しかいないというのになんでそんな冷たい態度を執るんですか。




夏油「事あるごとに相談されるこっちの身にもなってくれ。…というか惚気にしか聞こえないんだよ。爆発しろ」




『わぁ…夏油君ったら昔の私みたいなこと言ってるぅ〜』




仲良さげにしてた五条君と蓬を見る度に、バルスだとか爆発しろだとか海の藻屑になれだとか言ってたのが懐かしいなぁ。




夏油「そもそも蓬の言う通りなら悟にキスすればいいだけの話じゃないか。私に相談する必要性を感じないけど」




『ちゃちゃっとキスってどうやんの？キスってそんな簡単にしていいもの？私の場合は五条君のこと純粋に好いてないんだよ？』




夏油「知るか」




『一刀両断ありがとうございます』




さて五条君は一体何処に消えたんでしょう。今日の五条君の任務は夕方頃からだった筈。




高専の何処かにはいるんだろうけど、広いから捜すのは骨が折れそう。




夏油「……キスか。………A」




『ん…？』




顔を上げれば夏油君は私の顎に手を添え、親指で唇をなぞってくる。




『！？』




なになになになに！？どうしたゲットゥー、スパゲットゥー！？




夏油「ちゃちゃっとキスする方法が知りたいんだったね」




『うん。今しがた貴方に一刀両断されたばかりだけど」




夏油「…私でよければ教えてあげるよ」




『え、何。何で？知らんって言うたばかりやないですか』




夏油「気が変わった」




君は五条君か。




『んじゃ、教えてよ』




…でも私教わったところで五条君にキス出来る…？あの顔面国宝に自分から近付くなんて…そんなこと出来る？？マジで目潰れない？




夏油「キスなんてAが思っている以上に簡単なんだよ」




笑みを浮かべた夏油君は、そっと顔を近付けてきて。




……あれ？なんか……おかしくない？




『夏油君？もしかしてこれ』




実践しようとしてます？？ちょ、いや。それは流石にダメだって！？




五条「何してんだよ、お前ら」




『五、五条君…！』




救世主ぅぅぅぅう！！！




夏油「何って…見て分からないか？」




五条「…言い訳しないってことはそういうことだって受け取るけど。いいんだな、傑」




夏油「構わないよ」




…ん？え？何これ。修羅場？

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