五条ルート3 ページ39
五条side
現在____
五条「一体何処で何されてるのやら…」
ぶらぶらと行く宛もなく東京の街を彷徨う。
正直お手上げ状態だった。
傑と違って僕には呪霊に捜させるなんてことは出来ないし、如月についても何も知らない。
キャバクラで働いてたことしか知らないなんて、笑えてくる。
そんな時に着信があって、画面に表示されたのは桃奈という文字。
任務の話だろうかと携帯を耳に当て、もし任務の話なら今はとても戻れそうにないと伝えなければいけないけど、桃奈の性格上何かあったのか必ず聞いてくるだろうし、如月を捜してるなんて知られたら後々面倒なことにしかならないだろう。
故に他の言い訳を考える。
五条「もしもし桃奈〜?僕今新作のスイーツを____」
蓬「如月さんの居場所!分かったの!!」
五条「は?なんで桃奈が如月の居場所捜してんの?」
如月がいなくなったと知っているのは傑と僕だけの筈で___
蓬「…盗み聞きしてたの。ごめんなさい。でも今はそんなことよりも如月さんを助けに行って!住所言うから」
五条「お前如月のこと嫌いじゃ…」
蓬「嫌いだよ!あんなぶりっ子!!でも悟は好きなんでしょ」
五条「……ありがとね、桃奈」
僕の言葉に桃奈は“どういたしまして!!”と心底悔しそうに言うものだから僕は笑ってしまう。
蓬「絶対助けてね。それで振られたら私と付き合ってよ、悟」
五条「将来の夫としてはなんとしてでも助けないといけないでしょ。あと…残念ながら振られる予定はないから桃奈とは付き合えないよ。めんご☆」
蓬「馬鹿」
桃奈から教えてもらった住所は今僕がいる場所から近くて、大急ぎで行けば十分もかからないような場所だった。
・
桃奈に教えてもらった場所に建っていたのはかなり古びた二階建てのビルで、一階は封鎖されている為、如月がいるとすれば、それは自ずと二階になる。
最悪な状況に陥っていないことを願いながら階段を駆け上がる。
もし如月が死んでいたら、僕は犯人を容赦なく殺すんだろうなと思いながらドアを勢いよく開けた。
五条「如月!!!」
『……………ブッ!!ゲホッ…!ゲホッ!!ご、五条君!?』
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chiaki0708(プロフ) - 尊いです夏油くんルートあるの嬉しかったです!! (2022年1月9日 9時) (レス) @page47 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!いえいえ、こちらこそ説明が下手で申し訳ないです!! (2021年3月26日 8時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 刹葉さん» 理解力なくてすみません(>人<;)全然大丈夫です! (2021年3月26日 7時) (レス) id: 1f315efa1e (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - あやめさん» 私TwitterしてるのでTikTokのシェアボタンからシェアさせてほしいという意味なんですが伝わりますかね…?説明下手で申し訳ないです… (2021年3月25日 20時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - 刹葉さん» こちらこそありがとうございます!私Twitter詳しくなくて、Twitterの方で私も投稿すればいいんでしょうか? (2021年3月25日 19時) (レス) id: 1f315efa1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年2月10日 20時