逃げたいぶりっ子VS逃したくない最強《呪術廻戦》

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蓬「悟〜。今日の夜、ご飯行こう？」



五条「いや、今日の夜は任務が入ってて___」



蓬「そんなの夏油君に任せておけばいいって」



『「…………」』





私と硝子ちゃんは何を見せられているんだろう。





家入「積もる話もあるだろう。夏油を交えて三人で話すか」



『そうだねぇ♡私達お邪魔みたいだからぁ〜』



五条「ちょ…如月！助けて！！」



蓬「はぁ？なんで如月さんに助けを求めるの！？おかしくない！？」




こういう時役立つんだね、蓬って。後は任せたよ。




……あ。




『悟君、一万円。あ、押し倒したのも合わせて三万円ねぇ』



五条「……がめつ…さすが如月…今度振り込んどくよ」



蓬「押し倒した！？はぁ！？」



五条「…桃奈〜？耳元で煩い」



蓬「悟の所為じゃん！！」




痴話喧嘩のようなことをしている二人を置いて、私と硝子ちゃんはさっきまで夏油君がいた教室まで戻った。




夏油「おや、予想以上に早い帰還だね、A。硝子も一緒か」



家入「五条に襲われてるとこ見つけてさ。ついつい声掛けちゃって」



夏油「放置しとけば良かったのに」



家入「確かに。その方が面白かったかもね」



『お二人さぁん？』




硝子ちゃんも蓬と同じく私の素を知らない。




だから今はぶりっ子になるしかないんだけども、ぶりっ子だと話をスムーズに進められないのが難点。




家入「夏油は五条がAのこと好きだって知ってた？」



夏油「知ってたよ。なんとなくではあるけどね」



『違うよぉ、硝子ちゃん。悟君が好きなのは桃奈ちゃんでぇ〜、Aのことは遊びとしか思ってないよぉ♡』



家入「本当にそうならとっくに桃奈と付き合ってるだろ」




…それは…確かに。




家入「Aは？昔あんなに五条と結婚したがってたじゃん」



『えっとぉ…今は眼中にないかなぁ』



五条「は？」



『え？』




背後を向けば笑顔の五条君。




家入「あれ？桃奈は？」



五条「ちょっと埋めてきた」



「「『埋 め て き た ？』」」



夏油「硝子、１１０番」



家入「はーい」




殺人だ。…高専殺人事件。犯人は特級術師五条悟で決定です。




蓬…君のことは忘れないよ…




五条「殺してないから。ソファに埋めてきたってことだから。……それより、如月。ちょっと僕とお話しようか」



『全力で拒否します』



五条「まぁまぁ。そういうこと言わずにさ？少しくらい…ね？」




笑顔がとても怖い。

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