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「お前に貸したら絶対片さないだろぉ?場所作るのにどんくらいかかるのか分からないし。」
とホビヒョン。
「明日買い出し言って必要なもの買ってくる予定!
子供用のベッドに服、ティーカップ、あとは寝具とか…まぁ諸々!」
「よし、テヒョンアこうしよう。
お前が部屋を片し終わるまでこの…A?の場所をリビングに仮設置しよう。
で、お前の部屋にスペースが出来たら移す。どう?」
『さんせーーーーい。』
ジニヒョンの案が採用された。
Aと早く2人きりになるため、部屋の整理を急ごう。
夕飯とお風呂を済ませて、とりあえずAを今日は俺の部屋で寝せることに。
「A、今日だけ俺のベッドで我慢してね。」
「テヒョンはどこで寝るの?」
「俺はソファか床で寝るよ。
あぁ、そんな顔しないでA…。俺寝相良くないから、Aを潰しそうで嫌なんだよ。」
テヒョンのベッドなのに…と若干不貞腐れた様子のAを俺のベッドに寝かせる。
綺麗なだけじゃなく優しさも持ち合わせてるなんて…!
「おやすみ、A。いい夢を。」
「えぇ、おやすみなさいテヒョン。あなたもいい夢見てね。」
また にこ、と笑ったAの頭を撫でながら、これから毎日これが続くんだなぁと嬉しくなった。
ねぇA、君が俺を気に入ってくれた事がすごく嬉しいよ。
運使い切ったんじゃないかと思うほどラッキーだと思う。
皆に見られて俺だけのAではなくなったけど、Aは俺だけを見ててね。
この仕事は楽しいことも多いけど、無条件の愛をくれる人ばかりじゃないからたまに辛くなるんだ。
アミ達も 好きだ と言ってくれるけどそれは『アイドル』としての俺に対してだし、髪型や態度とかで離れていくときは一瞬だ。
アンチやサセンだっている。日常的に張り付いてる記者もいるしいつも誰かの視線を感じる。
だからお願いA。俺は君を愛すから君も俺を愛して。
ただのキム·テヒョンを愛して。そしたら俺は頑張れるから。
Aを買った理由は
綺麗だから、
珍しかったから、
優越感があったから、
そして、無条件に愛してくれるんじゃないか と淡い期待が胸に広がったから。
俺の期待に答えてね、A。我儘だけど許してね。
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作者名:間宮るぎ | 作成日時:2021年7月25日 16時