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さて、気を取り直して次はジニヒョン。
さっきはいなかったけどいるかなー?
「お、テヒョンア。なんかあった?」
ジニヒョンの部屋に向かう廊下でばったり。
「今日のお礼に来たんですよ。ね、A?」
「えぇ。テヒョンと一緒に家具を選んでくれてありがとう。」
「やー、いい子だなぁ!ちゃんとお礼言いに来たのか!」
そう言いながらAの頭をわしゃわしゃ撫でるジニヒョン。
え、ちょっと勘弁してよ。せっかくサラサラなのに髪絡まっちゃうじゃん。
Aは頭撫でられて嬉しそうなのも若干気に入らないし、早々に退散しよう。
Aを抱っこして髪を整えながらジニヒョンに
じゃあジミナのとこ行きますね、と言い捨てて早歩きでジミナの部屋に向かう。
「ジミナー!入るよー!」
コンッと1回だけのノックをして返事も待たずに入る。
「もーテヒョンア、返事してから入ってよー…。」
と呆れながらベッドから顔を出した俺の親友。
俺の腕の中にいるAを見つけてベッドから降りてきた。
「お、テヒョンアの天使さんだ。家具は気に入ってくれたかな?」
とAと目線を合わせて問いかける。
「えぇ。とても気に入ったわ。お礼を言いに来たのよ。ありがとう。」
「それなら良かった。お礼も言えるなんてしっかりした子じゃんテヒョンア。」
そうでしょ、とドヤ顔をしたら軽く小突かれた。地味に痛かった。
「そういえば、この子の服今日買ってこなかったけど買わないの?」
「あぁ、観用少女用の服屋に頼んでるよ。明日持ってきてもらって欲しいやつだけ買う予定ー。」
「は?明日撮影入ってるよね?いつ持ってきてもらうの?」
わけがわからない、と言いたげなジミナ。
「え?俺の休憩予定時間に来てもらうんだよ。
なるべく早く揃えてあげたいし、控え室1個貸してもらうから大丈夫だよ。」
明日はAも一緒に行こうねー、とAに言えば ほんと?と嬉しそう。
対称的にジミナは こいつマジかよ、と呆れを含んでこぼしていた。
マジだよージミナ。A連れてかなきゃイメージ掴みにくいからね!似合うもの買ってあげたいじゃん?
「さ、A。リビングに戻ろうか!さっき映像途中だったでしょ?新しいソファに座って見ようねー!」
お邪魔しましたー、と言って俺らはジミナの部屋を後にした。
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作者名:間宮るぎ | 作成日時:2021年7月25日 16時