多忙 ページ5
店主「はい！団子2つとお茶だよ〜！」
『どうも』
あの時からもうすぐで１ヶ月が経つかな
私はあれから忍術学園には行ってない
金楽寺にも
私は宿を借りて、多忙な仕事の依頼をこなしていた
最近、町は不穏な空気が漂っている
原因は私……莇の然憮だ
私の元には数多くの暗殺依頼が届く
依頼をこなすという事は、多くの人を殺したという事
急激に暗殺された人の人数や、滅んだ村の数が増えたせいで、町の人々は怯えていた
そんな町を私は呑気に出歩いていた
久しぶりに本来の姿で
「なぁまた村が襲われたんだってな…」
「これで何回目だ…？」
「生き残った人は居ないらしい…」
「あの城の城主が暗殺されたらしいよ…」
「えっ！嘘！？その城はどうなったの…？」
「いずれこの町も襲われるんじゃ…」
「まだ死にたくないわよ…」
街の人達は小声で言ってるけど、私には筒抜けだ
私は怯えている町の人々に同情はしてない
むしろどうでもいい
仕事なんだから仕方ないだろう
私の中ではもう、その言葉だけで収集がつくのだ
店主「それにしても、最近物騒な事しか起きてないね〜、町の皆も怯えに怯える」
『そうですね…』
店主「前みたいに賑やかな町に戻って欲しいんだがね〜」
『そうですね…早く戻って欲しいです』
この１ヶ月くらいで一体何件の仕事をしただろうか
多分26件くらいかな
自分でも言うのはなんだけど、相当こなしたんだな〜と、どこか他人事の様に思う
さて、今夜は満月
そして空は快晴
とても綺麗な夜空だろうね
そんな中、私は今夜も人を殺す
『…………』
もうあの時の澄んだ目で、夜空を見る事は出来ない
目の裏に浮かぶのは、家族と城の人達と村の人々
そう言えば、七夕の夜には祭りをしていたな〜
懐かしくて、胸が苦しくなる
店主「嬢ちゃんは、怖くないのかい？」
『え？』
店主「なんか堂々とした感じがしてな、怖くないのかい？」
『…いつかは死ぬ命だと思えば』
店主「はっはっはっ、嬢ちゃんは強いんだねぇ〜w」
客「店主さーん、注文頼むー！」
店主「はいよー！」
最後の団子を食べ、お代を置いて去る
『(今日は忙しいな…二件も入ってる)』
2つとも城主の暗殺
これで何回目だ
ため息が思わず漏れる
でも苦だとは思ってない
むしろどこか楽しんでるような自分が居る
そんな自分に普通の人なら怯えるだろうが
私は何とも思わなかった
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ねこさん - 雷蔵オチ。いい！！「これでもドクタケ忍者隊忍び組頭」で会いましょう！！…えっとー たしか、「美少女は食人」でしたっけ？いいと思いますよ！ (2021年9月24日 18時) (
レス) @page36 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» いつもコメントありがとうございます！是非！！ (2021年9月10日 19時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 新しい作品読んでみますッ！！これからも頑張ってください！！！アッ お鍋を想像したらおなか減った。おいしそー！！！ (2021年9月10日 13時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» コメントありがとうございます！もしかして続き待ってくれていたり…？更新遅くなりすみません！！ストーリーの展開に手こずりました汗、この作品、いきなりシリアスだったり突然ギャグになったりとかなり波が激しいので落っこちないようご注意ください←？ (2021年9月8日 14時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - よしっ 続きが出たッ おもろい！！ほのぼのしてるッ！！これからも頑張ってください！！！！ (2021年9月7日 12時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リング | 作成日時：2021年3月13日 13時
