〔RKRN〕三つの名を持つ者-第三弾-

敵襲 ページ26

武器を持って食満先輩と門の方へ向かうと

既に先生方と学園長、そして利吉さんと、他の五年生と六年生が揃っていた


勘「千景！」

『すまん、遅くなった！』

小「遅いぞ留三郎！」

留「悪ぃ悪ぃ」


山田先生が今の状況を伝えてくれた

ヘムヘムによると、稗田八方斎率いるドクタケ忍者隊が、山賊共を連れて忍術学園に進行中

山賊はざっと50人

山賊という言葉に心臓がうるさく鳴る

汗も出て、体も少し震えていた


『(落ち着け自分、もうあんな思をしたくないのなら……ならここにいる皆を絶対に守るんだ……山賊を全員絶対コろすんだ)』


学「稗田八方斎め、厄介な手を打ってきたな」

日「ドクタケ忍者隊に加え、50の山賊、敵は多い！気を抜くんじゃないぞ！！！」

五六年「『はい！！！！』」

利「ｯ、父上」

山「来たな」

へ「ヘムヘムー！！！！」


ヘムヘムが鐘楼から顔を出し

来たと叫んだ


絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす絶対コろす

もしかしたら私の村を襲った山賊かもしれない

もしそうじゃなくても、山賊をコろす事に変わりはない

大太刀を握る手に力を入れ、それぞれ言われた地点に移動した

私はグラウンド(北)

大太刀だから、狭い所より広い所の方が暴れやすい

思う存分コろす事が出来る

グラウンドに一緒にいるのは、雷蔵、兵助、七松先輩、潮江先輩、山田先生、野村先生

門(南)には、八左ヱ門、立花先輩、食満先輩、土井先生、日向先生、利吉さん

校舎(西)には、下級生達と下級生達を守る為に四年生と松千代先生、新野先生、食堂のおばちゃん、小松田さん、吉野先生、学園長先生、ヘムヘム

食堂方面(東)には、勘右衛門、三郎、中在家先生、善法寺先輩、厚木先生、安藤先生


身構えていると門の方が騒がしくなった

始まったんだ

立花先輩の焙烙火矢が鳴り響く

門で抑えられる訳もなく、山賊と忍者隊がグラウンドにも侵入して来た


山「お前達、行くぞ！！」


山田先生筆頭に私達も山賊と忍者隊に向かって走り出す


文「ギンギーーーン！！！！その程度か！！！」

山賊「うぁぁ！！！」

小「イケイケドンドーーーン！！！かかってこーーーい！！！！」

ド「うぎゃぁぁ！！！」

山「はあっ！！」

山賊「ｳｯ…グハァ！！！」

雷「ハァ！！！！！」

ド「うわぁぁぁ！！！！」

兵「フッ！！」

山賊「ぁ゛ぁ゛ぁ゛！！！！」

『真っ二つにしてやるよ』ｻﾞｼｭ

山賊「ぎゃあああ！！」

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