不安 �� (過去編) ＊Remus ページ36
学生時代のある冬の日
いつもならば満月の前は体調を崩すのに何十回に一度くらい体調を崩さない時がある
体調を崩さないせいで満月が近いなんて知らなかったんだ
満月の日の朝、マクゴナガルに呼ばれていたために中庭を横切ろうとした時、急に気分が悪くなった
どこからかこちらに走ってくるような足音が聞こえた
走ってくるのが先生か生徒かは分からない
誰でもいいから、人目のつかないところに連れて行って欲しかった
立っていることができず、その場にしゃがみ込んでしまった時
「リーマス…！」
その姿を見て私の名前を呼んだのは
リーマス「…シェリー」
私が初めて恋をした相手だった
シェリー「大丈夫…じゃないよね。医務室に行こう。…立てる？」
シェリーはいつも近くにいてくれて私が体調を崩す度に優しくしてくれた
リーマス「先生を呼んでくれる？」
笑顔を作ってみせるも自分でわかるくらい引き攣っていた
シェリー「でも…」
リーマス「ごめんね…シェリー、お願い」
私が人狼だと知っているのは先生方だけだった
親友達でさえ、薄々気が付いていたらしいがまだ知らなかった
シェリー「…わかった。ちゃんとここにいてね？すぐ戻るから！」
シェリーは強く頷き、また駆け出して行った
リーマス「ごめん…でも、君を傷つけたくないんだ」
その後、シェリーはダンブルドアを連れてきて私は医務室に運ばれた
次の日、満月が過ぎたおかげで体調は元に戻り、朝食を取るために大広間に向かった
リーマス「あれ…シェリー？おはよう。入らないの？」
シェリー「ちょっと来て！」
リーマス「え？」
大広間に入ろうとする生徒の並をかき分けて人目のない廊下に来た
リーマス「えっと…？」
シェリー「ねぇ、リーマス。私の質問に正直に答えてね？」
少し嫌な予感がした
私が人狼だということがバレたと思った
リーマス「…わかった」
バレてそれを聞いてシェリーが私を嫌うとすればそれで終わりだ、と思った
シェリー「リーマス、あなた、人狼なの…？」
不安 �� (過去編) ＊Remus→←不安 �� ＊Remus
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬(プロフ) - うみさん» うみさん、ありがとうございます！ (2019年1月27日 1時) (
レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - おもちさん» おもちさん、ただいまです！悪戯仕掛け人のしていたことを知ったハリーの反応は可哀想なものでもあり、本当のことを知れたいい機会だと思いました笑 グリフィンドールはいい子の集まりではなくて勇気のある子達の集まりなのでそういう面では当てはまるかもですね笑 (2019年1月27日 1時) (レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 続編も楽しみにしてます！ (2019年1月26日 13時) (レス) id: c796a9d876 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 黒瀬さん、お帰りなさい！楽しかったですか(*´･ω･｀)？ ハリー、君の父親がしたことを思うと当然だよ笑思わずマジレスするほどジェームズの株の下がり方は半端ないし、グリフィンドール=いい子やないと思いました笑 (2019年1月25日 16時) (レス) id: fe5fdb52c2 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - おもちさん» おもちさんありがとうございますー！｢もしやインフルではなく普通の風邪なんじゃ...？｣って思うくらい元気な1週間でした笑 完璧なルーピン先生も素敵だけど、少し抜けたところのあるルーピン先生も素敵だと思うんです！ (2019年1月18日 20時) (レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬 x他1人 | 作成日時：2019年1月1日 22時
