Jr.EXILE に愛されすぎて困ってます。

17.中島颯太 from FANTASTICS ページ39

Sota side (ちょっと病み設定)

『颯太くん…？』

「Aさん、やっと二人きりになれましたね。」

ただあなたと一緒にいたいだけ

どれだけ君を追いかけたら届くんだろう

こんなにも好きなのに

届かないこの気持ち



初めて会った時。

『藤原Aです。北人の後輩なんだよね？よろしくね！』

あなたは何の気なしに笑ったんだろうけど

その笑顔に一瞬で恋に落ちました

心が踊るような感じがしました

今まで味わったことのない感情

それから視線が合う度に、僕の中で何かが変化していく

胸が疼くような感覚が残って

早くなる鼓動

いつもの町並みが輝いて見えた



『あ、颯太くん！やっほ〜！』

会う度に惹かれていく

会う度に見せてくれるその笑顔

僕にはあなたが眩しいのに切なくて

どんなに思っても

こんなに願っても

行き場のないこの気持ち

どれだけ君を追いかけたって届くことはない

あなたは違う人を見ているのだから



『実はね、北人と付き合うことになったんだ〜！』

「あー…おめでとうございます。」

いつもの笑顔

僕の大好きな笑顔が

他の人のものになってしまった

勇気を出さなかった僕が悪い

はりさけそうな想い

伝えても良いですか



「Aさん、放課後時間ありますか？」

『いいよ〜どうしたの？』

あなたの優しさにつけこんでしまおうか

カフェに行って他愛もない世間話をした

トイレに行ったその隙にカフェラテに忍ばせた睡眠薬

自分勝手なのはわかってる

最低だ

『ただいま〜』

何の警戒心もなく、にこにこしているんだ

あーあ…飲んじゃった




『うーん…何か眠くなってきちゃった…』

「そろそろ帰りましょうか？送って行きます。」

『申し訳ないから大丈夫だよ…』

薬が効いてきたのか語尾が弱まる

立ち上がってふらついたのを支えて、外に出た

タクシーをつかまえて、告げたのは僕の家

あなたはもう眠りに落ちている

あなたを手に入れるまでもう少し…？

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