Jr.EXILE に愛されすぎて困ってます。

15. 奥田力也 from BALLISTIK BOYZ ページ36

You side

『うわ〜懐かしい写真〜！』

部屋の片付けをしていると、子供の頃のアルバムを見つけた。

私と一緒に映る1人の男の子。

『りっきー今どうしてるのかな〜？』




力也「A姉ちゃん遊ぼ〜」

『良いよ〜！あ、りっきーケーキ食べる？』

力也「食べる！！」


3歳歳下の幼なじみで、姉弟のように育った力也。

家が隣で、両親がどっちも共働きだったから、放課後は私の家で2人で遊んでたな〜

でも私が高校生、力也が中学生になった頃

力也がダンスでアメリカに留学することになった。

かわいい弟が離れていっちゃうようで少し寂しかったのを今でも覚えてる。

たしか3年アメリカにいて、その後は東京の高校に進んだんだっけ…？

家族ぐるみの付き合いだったから、暑中見舞いと年賀状だけはやり取りしてたけど、ずーっと会ってないな〜

『あれから7年？やばいな、歳とったな〜笑』

ぼんやりと記憶を思い出しながら、懐かしんでいると。

母「わ〜懐かしいわね、力也くん。」

『ほんとにね！今どうしてるのかな？』

母「そういえば、隣に奥田さんご家族戻ってくるらしいわよ」

『えええ！？そうなの！』





(ピンポーン)

ある日、インターホンがなった。

『はーい』

奥田母「奥田です〜！」

奥田さんご家族がまた引っ越してきた。

奥田父「お久しぶりです！また隣に住むのでよろしくお願いします！」

奥田母「Aちゃん！？ますます美人さんになっちゃって〜！」

両親たちが盛り上がっていると、

奥田母「ほら、力也も挨拶しなさい！」

後ろから押されて、男の子が前に出てきた。

『り、りっきー…？』

力「A姉ちゃん、久しぶり！」

ニカッて笑うその笑顔は変わらないけれど、明らかに私の知らないりっきーがそこにいた。

母「力也くんもすっかり大人になっちゃって〜！」

父「男前になったな！」

『大きくなったね…！？』

成長っぷりに動揺して、よくわかんないことを口に出してしまう。

私の知ってるかわいい弟りっきーではない。

もう、すっかり男性だ。

力「良かった、身長越せてた！笑」

私の方がずっと高かった身長もあっさり越されていた。


ドキッ


弟のはずなのに…。

私の中で今までとは何かが変わってしまった。

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