私の明日の彼氏 (ページ9)

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狂わす女ページ9

｢Aちゃんは俺のこと好きなん？｣

『うん、好きだよ？笑』

｢どんなところが好きなん｣

『ネタが才能溢れまくってるところとか、山下達郎とか同じ考えしてるところとか、笑い方とか優しいところとか、ずっと笑顔なところとか、かな笑』

こんなに俺のこと褒めてくれる人なんて
誰一人居らんかった

どのコンパに行っても｢不潔｣｢キモイ｣としか言われなかったけど初めて俺のことをベタ褒めしてくれる人が俺のことを狂わした

『森田さーん！』

｢おっ…Aちゃんどないしたん｣

『会いたかったの！ずっと家に居ないから！森東まで来ちゃった笑』

俺を好きすぎるところ

｢めっちゃLINE溜まってるやん｣

『そうやねーん、すごいやろ笑』

｢なんでこんな溜まるん笑｣

『森田さん以外の男の人全員通知OFFにしてるからかな〜？』

俺以外興味ないところも全部全部更に好きになった

やけど

『浮気しちゃった』

彼女は浮気性やった

『前のセフレと関係切れてなくて…ついヤっちゃった』

彼女の理由はいっつもこれやった

やけど俺は

いつも許していた

『ごめんなさい森田さん

私…わたし、もうせえへんからぁ、』

いつも俺の事を抱きしめ俺の肩で泣いていた

『わたし、森田さんのことしか好きじゃないもん、』

こんなん言われたら更に好きなるやん

愛してまうやん。

やけど彼女の5回目の浮気。

これだけは許されへんかった

初めてガチギレしてしまった

『うん、私が悪いよね。ごめん。

私出ていくね』

と一言俺の目を見て家から出ていった

最初は一生帰ってくんなとか思ってたけど

すぐAちゃんを探しに行ってしまう俺は

Aちゃんのことが諦められへんぐらい
好きなんやと思う。

五反田を探し回ってやっとAちゃんを見つけた

｢Aちゃん、｣

『…森田さん？』

｢…やっぱ俺｣

『森田さんは一生私のモノだよ』

と俺が喋ってる途中にキスをされた

やばい女に狂わされてもたなぁ、俺。