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蜂蜜 ページ8

『蜂蜜みたいな味する、』

「ほんまに??笑
なんか嬉しいわ」

『うん。』

蜂蜜みたいな味がするなんて嘘ついてあげた

それは少しでも私に気を向かせて欲しいから

私はもうブクロさんの虜なんだよ

だから早く他の女の子と縁切って私だけを見て。


「ほんまに蜂蜜みたいな味したん?」

『うん、美味しかったもん』

「Aちゃんほんまかわええな」

『そんなことないよ』

「ううん、ほんまにかわいい虜になってまいそう」

虜になってやじゃあ

いっつも口だけ

私だけのものとか嘘なくせに

私をその気にさせるだけためにそんなこと言うなんて

私からしたらなんにも嬉しくないよ

『それってさ、本音…?』

「なんでそんなこと聞くん」

『だってブクロさん嘘つきそうやから…笑』

「俺Aちゃんに嘘ついたことないよ」

『うん。』

「信じられへんの、?」

『あんまり、?笑』

「俺ほんまにAちゃんのこと好きやから」

『うん。私もだよ。』


ブクロさんは私の手をとり私の手をぎゅっと握ってくれた



「Aちゃんのも蜂蜜みたいな味するよ」

狂わす女→←期待



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作者名:今宵 | 作成日時:2022年6月4日 2時

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