期待 ページ7
「ディープキスはあんませえへん
やけど好きな子“だけ“にはしとるときあるなぁ」
森「好きな子?!?!?!」
「セ フレやけどな」
PM3:30
ブクロさん今から会えたりせえへん?
会えちゃったりできます
ブクロさんよっしゃ!!やっと!Aちゃんに会える!
深夜のブクロさんのLINEは既読がつきやすい
朝昼は全く既読なんかつかへん、
それは多分他の女の子を抱いとるから。
「Aちゃん」
『わっ、 …ブクロさん?』
「会いたかった」
家に着くなりいきなり抱きしめて耳元でこんなん言われたら一生離れたくなくなる
「…Aちゃんは?」
『ん?』
「俺と会いたかった?」
『うん、ずっと会いたかった』
「よかった」
『んっ、ブクロさん、』
「好きや」
何度も私の耳元で言ってくるときは
ほんとに耳たぶがとろけちゃいそう。
ブクロさんといるときはこの時が2番目に幸せだ
「あ明日ゴルフや」
『じゃあ今日はもう帰るね』
「なんで?」
『だってブクロさん今もうゴルフ仕事みたいなもんやん?邪魔しちゃダメかなって思って』
「邪魔してへんよ」
『まぁまぁ、今日はぐっすり寝てください』
「…」
ブクロさんは不機嫌そうに私の目を睨みつけていた
『その目怖ーい。笑
おやすみなさい』
私はブクロさんの頭を少し撫でて玄関まで向かい
靴を履いてドアノブに手をかけたとき
手首を掴まれた
『ん?』
「行かんとって、寂しいから」
こんなこと言われたら帰れんくなってまうやんか
せっかく帰れようとしとったのに
ほんまは私も帰りたくないよ
もっとブクロさんにくっついときたいし
もっと一緒に居りたい
やけどもう手首を掴まれた以上振りほどくことは出来ない
「泊まって行って?」
可愛くて仕方なかった、
眉毛下げ私の目を見つめてくる君が。
『泊まる。』
すぐ依存して勘違いして勝手に期待してアホみたいや
傷つく自分が後になって帰ってくるだけやのに
また同じこと繰り返す
ディープキスだって私とのときは毎回してくれる。
その好きなセ フレは私って今後も勝手に期待しとっていいい?
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作者名:今宵 | 作成日時:2022年6月4日 2時