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今日だけ ページ14

『ねぇ、東〜私東に付き合ってること言ってたっけ?』

「え?」

初めてやったこんなに胸が痛くなったのは

今気づいたずっと俺こいつのこと好きやったんや

他の女の子と付き合ってもヤっても誰のことも好きにならんかったのはAのことが好きやったからなんや

「相手は?誰なん」

『清水将企って知っとる??』

「あー、俺の知り合いや」

『まじでかっこよくて、ほんまめっちゃ好き、』

「いつから付き合っとん?」

『もう3ヶ月ぐらい前かなー?同棲もしとる』

「そうなん?」

『そうそう』

あー俺今めっちゃ涙目や
一番ずっと一緒に居ったのになんで「好き」が言えんかったんやろ

ほんまなんでやねん

「アホちゃう、自分」

しかも、清水って結構チャラいやん。
女いっぱい居るやん

今日だって他の女の子と廊下歩いてたし

なんでやねん
なんでアイツやねん

「あ、」

清水「あやちゃんかわいいなぁ、ほんま」

「えー、ほんま〜??笑笑
今日も私の家くる??」

清水「あーどーしよ、行くわ」

「あ、でも彼女居るんだっけ、?」

清水「あーいや居るけどセ フレみたいな感じ笑
めっちゃビッチやし、俺ビッチ苦手やねん」

「じゃあ私の事彼女にすればいいのにー」

清水「笑笑」

ほら、もう彼女居んのに他の女の子の家行くしAのことセ フレとか言うとるし
他の女の子と外でキスしとるんやで?

そんなん絶対俺の方がAのこと幸せにできんのに

Aに会いたい

俺はAのことを考えながら走っていた

でも俺は運動神経悪いからすぐ息切れしてまう

「はぁはぁ、しんどっ、」

『あれ、東やん、どないしたん汗だくじゃん大丈夫?』

「あーうん、大丈夫」

コンビニの前でたまたま止まってたらAにばったり会った

「…清水、は?」

『あー、なんか最近帰ってきてなくてさ』

「そうなん?」

『そうそう、ゼンリーも消してるし、笑
東どこにおるか知っとる?』

「…いや知らんわ、ごめん」

『そっかー、じゃあまた…
あ、そーだ
東私の家に服置きっぱなしやけど、どーすんの、あれ…』



『東………?』

「ゴメン、ちょっとこうしてたい」

俺はいつの間にかAのことをバックハグしてた

『うん…じゃあウチ…来る?』


『あっ、ちょっと東っ、?』

「ん、?」

『私将くんの、』

「今日だけ、

今日だけやから

俺のことだけ見といて」

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作者名:今宵 | 作成日時:2022年6月4日 2時

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